重複排除ストレージ(じゅうふくはいじょすとれーじ)
最終更新:2026/4/28
重複排除ストレージは、データの内容を識別し、重複するデータを一つだけ保存することで、ストレージ容量を効率的に利用する技術を実装したストレージシステムである。
別名・同義語 データ重複排除重複データ排除
ポイント
重複排除は、バックアップやアーカイブなどのデータ保存において、特に効果を発揮し、ストレージコストの削減に貢献する。データ量は増加し続けるため、その重要性は高まっている。
重複排除ストレージとは
重複排除ストレージは、ファイルやブロック単位でデータを保存するのではなく、データの内容を解析し、同一の内容を持つデータを一つだけ保存する技術です。これにより、ストレージ容量を大幅に削減し、コスト効率を向上させることができます。
重複排除の仕組み
重複排除の基本的な仕組みは、以下の通りです。
- データのチャンク化: ファイルやデータを固定サイズまたは可変サイズのチャンクに分割します。
- ハッシュ値の生成: 各チャンクに対して、SHA-256などのハッシュ関数を用いて一意のハッシュ値を生成します。
- ハッシュ値の比較: 新しいチャンクのハッシュ値を既存のハッシュ値と比較します。
- 重複データの排除: 一致するハッシュ値を持つチャンクは、既存のチャンクへの参照として保存され、重複データは保存されません。
重複排除の種類
重複排除には、主に以下の2つの種類があります。
- ファイルレベルの重複排除: ファイル全体を比較し、同一のファイルは一つだけ保存します。
- ブロックレベルの重複排除: ファイルをブロックに分割し、同一のブロックは一つだけ保存します。ブロックレベルの重複排除は、ファイルレベルよりも細かい単位で重複を排除できるため、より高い削減率を実現できます。
重複排除ストレージのメリット
- ストレージ容量の削減: 重複データを排除することで、必要なストレージ容量を大幅に削減できます。
- コスト削減: ストレージ容量の削減により、ストレージ機器の購入費用や運用コストを削減できます。
- バックアップ時間の短縮: バックアップ対象のデータ量が削減されるため、バックアップ時間を短縮できます。
- ネットワーク帯域幅の節約: バックアップやレプリケーション時のデータ転送量が削減されるため、ネットワーク帯域幅を節約できます。
重複排除ストレージのデメリット
- 処理負荷の増加: 重複排除の処理には、CPUやメモリなどのリソースが必要となるため、システムに負荷がかかる場合があります。
- 復元時の遅延: 重複データが参照として保存されているため、復元時に参照先のデータにアクセスする必要があり、遅延が発生する場合があります。