CPUスティールタイム(しーぴーゆすちーるたいむ)
最終更新:2026/4/27
CPUスティールタイムとは、仮想マシンに割り当てられたCPU時間が、ハイパーバイザによって他の仮想マシンに奪われた時間を指す。
別名・同義語 スティールタイムCPU時間奪取
ポイント
CPUスティールタイムは、仮想環境におけるCPUリソースの競合を示す指標であり、パフォーマンス低下の原因となる可能性がある。ハイパーバイザのスケジューリングポリシーに依存する。
CPUスティールタイムとは
CPUスティールタイムは、仮想化環境において、仮想マシン(VM)がCPUリソースを使用しようとした際に、ハイパーバイザ(仮想マシンモニタ)によってそのCPU時間が他のVMに割り当てられた時間を指します。これは、物理CPUリソースが限られている場合に、複数のVM間でCPU時間を共有する必要があるため発生します。
CPUスティールタイムが発生する理由
CPUスティールタイムは、主に以下の理由で発生します。
- CPUリソースの競合: 複数のVMが同時にCPUリソースを要求し、物理CPUの処理能力を超える場合に発生します。
- ハイパーバイザのスケジューリング: ハイパーバイザは、各VMにCPU時間を割り当てるスケジューリングアルゴリズムを使用します。このアルゴリズムによっては、特定のVMにCPU時間が割り当てられず、スティールタイムが発生することがあります。
- 優先度の設定: VMに優先度が設定されている場合、優先度の高いVMにCPU時間が優先的に割り当てられ、優先度の低いVMでスティールタイムが発生しやすくなります。
CPUスティールタイムがパフォーマンスに与える影響
CPUスティールタイムが増加すると、VMのパフォーマンスが低下する可能性があります。これは、VMがCPUリソースを必要な時に利用できず、処理が遅延するためです。特に、CPUバウンドなアプリケーションを実行しているVMでは、CPUスティールタイムの影響が顕著になります。
CPUスティールタイムの測定と対策
CPUスティールタイムは、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-Vなどの仮想化プラットフォームのパフォーマンス監視ツールを使用して測定できます。CPUスティールタイムが高い場合は、以下の対策を検討できます。