Raftリーダー選出(らふとりーだーせんしゅつ)
最終更新:2026/4/28
Raftリーダー選出は、分散合意アルゴリズムであるRaftにおいて、ログ複製を主導するリーダーを決定するプロセスである。
別名・同義語 リーダーシップ選出リーダー決定
ポイント
Raftでは、リーダー選出はtermと呼ばれる論理的な時計に基づいて行われ、過半数のノードからの投票を得たノードがリーダーとなる。
Raftリーダー選出の概要
Raftは、Paxosなどの他の分散合意アルゴリズムと比較して理解しやすいように設計された分散合意アルゴリズムです。Raftの中心的な概念は、リーダー選出、ログ複製、安全性の維持です。リーダー選出は、これらのプロセスを円滑に進めるための最初のステップとなります。
リーダー選出のプロセス
Raftにおけるリーダー選出は、以下のステップで進行します。
- タイムアウト: フォロワーは、リーダーからのハートビートを受信しなくなると、タイムアウトします。タイムアウト時間はランダム化されており、スプリットブレインを防ぐ役割を果たします。
- 候補者への移行: タイムアウトしたフォロワーは、自身を候補者として宣言し、他のノードに投票を要請します。
- 投票: 候補者は、他のノードに投票を要請します。投票は、候補者のログが最新である場合にのみ有効です。
- リーダーへの昇格: 過半数のノードからの投票を得た候補者は、リーダーとして昇格します。リーダーは、定期的にハートビートを送信し、自身のリーダーシップを維持します。
リーダー選出の重要性
リーダー選出は、Raftシステムの可用性と信頼性を確保するために不可欠です。リーダーは、ログ複製を主導し、クライアントからのリクエストを処理します。リーダーが故障した場合、新しいリーダーが選出され、システムは継続して動作します。
考慮事項
- 選挙のタイムアウト: タイムアウト時間が短すぎると、頻繁なリーダー選出が発生し、パフォーマンスが低下する可能性があります。長すぎると、リーダーの故障時に復旧に時間がかかる可能性があります。
- ログの整合性: Raftは、ログの整合性を保証するために、ログエントリのインデックスとtermを使用します。