動的解析(どうてきかいせき)
最終更新:2026/4/25
動的解析とは、プログラムを実行しながらその動作を観測し、振る舞いを分析する手法である。
別名・同義語 ランタイム解析実行時解析
ポイント
静的解析とは異なり、実際にプログラムを動かすことで、実行時の状態や挙動を把握できる。セキュリティ脆弱性の発見などに用いられる。
動的解析とは
動的解析は、ソフトウェアのテストやセキュリティ評価において重要な役割を果たす手法の一つです。ソースコードを直接解析する静的解析とは異なり、実際にプログラムを実行し、その動作を観測することで、潜在的な問題点や脆弱性を発見します。
動的解析の種類
動的解析には、様々な種類があります。
- デバッグ: プログラムの実行中に発生するエラーやバグを特定し、修正するための基本的な手法です。
- プロファイリング: プログラムの実行時間やメモリ使用量などを測定し、パフォーマンスボトルネックを特定します。
- ファジング: ランダムなデータを入力し、プログラムの異常終了やクラッシュを引き起こすことで、脆弱性を発見します。
- 動的バイナリ解析: 実行ファイルを解析し、その動作を理解します。リバースエンジニアリングにも用いられます。
動的解析のメリット
- 実行時の挙動を把握できる: 静的解析では発見できない、実行時にのみ発生する問題を検出できます。
- 脆弱性の発見: 予期しない入力や操作に対するプログラムの反応を観測することで、セキュリティ脆弱性を発見できます。
- パフォーマンスの改善: プロファイリングによって、パフォーマンスボトルネックを特定し、改善することができます。
動的解析のデメリット
- 網羅的なテストが難しい: プログラムの全ての実行パスを網羅的にテストすることは困難です。
- 時間とコストがかかる: プログラムの規模が大きくなるほど、動的解析に時間とコストがかかります。
- 環境依存性: 動的解析の結果は、実行環境に依存する場合があります。
動的解析のツール
動的解析には、様々なツールが利用可能です。例えば、デバッガ、プロファイラ、ファザー、動的バイナリ解析ツールなどがあります。