ACID特性(あしっどとくせい)
最終更新:2026/4/25
ACID特性とは、データベースの信頼性を保証するための、原子性、一貫性、分離性、永続性の頭文字を取った特性のこと。
ポイント
ACID特性は、トランザクション処理においてデータの整合性を維持するために不可欠であり、特に金融システムなどで重要視される。
ACID特性とは
ACID特性は、データベースシステムにおいて、トランザクション処理の信頼性を保証するための重要な概念です。これは、データの整合性を維持し、予期せぬエラーや障害が発生した場合でも、データベースの状態を一定に保つための仕組みです。
原子性 (Atomicity)
原子性とは、トランザクションを構成する一連の処理が、すべて成功するか、またはすべて失敗するかという性質です。途中でエラーが発生した場合、それまでに行われた処理はすべてロールバックされ、データベースは元の状態に戻ります。これにより、部分的にしか処理が完了しないという不整合を防ぎます。
一貫性 (Consistency)
一貫性とは、トランザクションの実行によって、データベースの状態が有効な状態から別の有効な状態に遷移することを保証する性質です。データベースに定義された制約やルール(例えば、主キーの一意性など)が常に維持されるようにします。
分離性 (Isolation)
分離性とは、複数のトランザクションが同時に実行される場合でも、互いに干渉しないようにする性質です。各トランザクションは、あたかも単独で実行されているかのように動作し、他のトランザクションの影響を受けません。これにより、データの競合や不整合を防ぎます。
永続性 (Durability)
永続性とは、トランザクションが正常に完了した場合、その結果が永続的にデータベースに保存されることを保証する性質です。システム障害が発生した場合でも、トランザクションの結果は失われず、データベースは一貫した状態を維持します。
ACID特性の重要性
ACID特性は、特に金融システムや在庫管理システムなど、データの正確性と信頼性が重要なシステムにおいて不可欠です。これらのシステムでは、データの不整合が重大な損失につながる可能性があるため、ACID特性を保証することが非常に重要です。