AsyncAPI(あしんくえーぴーあい)
最終更新:2026/4/25
AsyncAPIは、非同期APIを設計、記述、ドキュメント化するためのオープンソースの仕様およびイニシアチブである。
ポイント
RESTful APIのSwagger/OpenAPIに相当し、イベント駆動型アーキテクチャにおけるAPIの標準化を目指す。メッセージングプロトコルに依存しない。
AsyncAPIとは
AsyncAPIは、非同期APIの設計、開発、ドキュメント化を容易にするための仕様です。従来のREST APIを記述するためのOpenAPI(Swagger)と同様に、AsyncAPIは、メッセージング、イベントストリーミング、WebSocketsなどの非同期通信を扱うAPIを記述するための標準化された方法を提供します。
背景と目的
近年、マイクロサービスアーキテクチャやイベント駆動型アーキテクチャの採用が進んでいます。これらのアーキテクチャでは、非同期通信が重要な役割を果たします。しかし、非同期APIの設計とドキュメント化は、REST APIに比べて複雑になりがちです。AsyncAPIは、この課題を解決するために生まれました。
AsyncAPIの主な特徴
- 仕様の標準化: 非同期APIの構造と動作を定義するための標準化された仕様を提供します。
- ドキュメントの自動生成: AsyncAPIの記述に基づいて、APIドキュメントを自動生成できます。
- コードの自動生成: AsyncAPIの記述に基づいて、サーバーおよびクライアントのコードを自動生成できます。
- ツールエコシステムの構築: AsyncAPIをサポートする様々なツール(エディタ、バリデータ、ジェネレーターなど)が開発されています。
AsyncAPIの構成要素
AsyncAPIの記述は、YAMLまたはJSON形式で行われます。主な構成要素は以下の通りです。
- info: APIに関するメタデータ(タイトル、バージョン、説明など)
- servers: APIが利用可能なサーバーの情報
- channels: APIが使用するチャネル(トピック、キューなど)
- operations: 各チャネルで実行可能な操作(publish、subscribeなど)
- components: 再利用可能なスキーマやセキュリティスキームなどの定義
関連技術
- OpenAPI (Swagger): REST APIの記述に使用される仕様
- Kafka: 分散ストリーミングプラットフォーム
- RabbitMQ: メッセージブローカー
- MQTT: IoTデバイス向けのメッセージングプロトコル