自動推論(じどうすいろん)
最終更新:2026/4/25
自動推論は、与えられた情報から論理的な規則を用いて結論を導き出す処理である。
別名・同義語 推論自動化機械推論
ポイント
人工知能やエキスパートシステムの中核技術であり、知識ベースと推論エンジンによって構成される。
概要
自動推論は、人間が行う推論プロセスをコンピュータ上で実現する技術です。前提となる事実やルール(知識)が与えられたとき、それらを用いて新たな事実や結論を導き出すことを目的とします。
歴史
自動推論の概念は、1950年代に人工知能研究の黎明期に遡ります。初期の研究では、論理学に基づいた推論システムが開発されました。その後、エキスパートシステムの開発とともに、より複雑な知識表現や推論手法が研究されるようになりました。
推論の種類
自動推論には、主に以下の種類があります。
- 演繹推論: 一般的なルールから個別の結論を導き出す推論。例:すべての人間は死ぬ。ソクラテスは人間である。したがって、ソクラテスは死ぬ。
- 帰納推論: 個別の事例から一般的なルールを導き出す推論。例:これまでの白鳥はすべて白い。したがって、すべての白鳥は白い。
- アブダクション: 観察された事実を最もよく説明する仮説を導き出す推論。例:庭の芝が濡れている。したがって、雨が降った可能性がある。
実装技術
自動推論を実現するための主な技術として、以下のものが挙げられます。
- 知識表現: ルールベース、フレーム、セマンティックネットワークなど。
- 推論エンジン: 順方向連鎖、逆方向連鎖、解決型推論など。
- 論理プログラミング: Prologなどのプログラミング言語。
応用分野
自動推論は、様々な分野で応用されています。