可用性SLO(かのうせいえるそー)
最終更新:2026/4/28
可用性SLOは、サービスが利用可能であるべき目標レベルを定義する合意であり、通常はパーセンテージで表される。
別名・同義語 サービスレベル目標稼働率目標
ポイント
可用性SLOは、顧客との信頼関係を築き、サービスの品質を保証するために不可欠である。SLA(サービスレベルアグリーメント)の一部として定義されることが多い。
可用性SLOとは
可用性SLO(Service Level Objective)とは、サービスプロバイダーが顧客に対して約束する、サービスの利用可能時間の目標値です。これは、サービスが正常に動作し、顧客がアクセスできる状態を維持すべき割合を示します。通常、年間99.9%(約8.76時間の中断)や99.99%(約52.56分の中断)といったパーセンテージで表現されます。
可用性SLOの重要性
可用性SLOは、顧客とサービスプロバイダー間の期待値を明確にする上で重要な役割を果たします。SLOを定めることで、顧客はサービスから期待できる品質を理解し、プロバイダーはサービスの改善目標を設定できます。また、SLOはSLA(Service Level Agreement)の一部として機能し、SLOを満たせない場合に顧客への補償を規定する場合があります。
可用性SLOの構成要素
可用性SLOは、以下の要素で構成されます。
- 目標値: サービスの利用可能時間の目標パーセンテージ(例:99.9%)。
- 計測期間: SLOを計測する期間(例:月間、年間)。
- 計測方法: 可用性を計測する方法(例:pingによる監視、トランザクションの成功率)。
- 例外: SLOの計測対象から除外されるイベント(例:計画的なメンテナンス)。
可用性SLOの例
- 99%可用性: 年間約3.65日の中断が許容されます。
- 99.9%可用性: 年間約8.76時間の中断が許容されます。
- 99.99%可用性: 年間約52.56分の中断が許容されます。
- 99.999%可用性: 年間約5.26分の中断が許容されます。
可用性SLOの設定における考慮事項
可用性SLOを設定する際には、以下の点を考慮する必要があります。
- ビジネス要件: サービスがビジネスに与える影響を考慮し、適切な可用性レベルを設定します。
- コスト: 可用性を高めるためには、インフラストラクチャや運用コストが増加する可能性があります。
- 技術的な制約: 既存のインフラストラクチャや技術的な制約を考慮し、実現可能なSLOを設定します。