cgroup v2(しーぐるーぷぶいつー)
最終更新:2026/4/27
cgroup v2は、リソース管理と隔離を目的として設計されたLinuxカーネルの制御グループのバージョン2である。
別名・同義語 制御グループ v2Control Group v2
ポイント
cgroup v2は、cgroup v1の複雑さを解消し、よりシンプルで効率的なリソース制御を実現する。システム全体のパフォーマンス向上に貢献する。
cgroup v2とは
cgroup v2は、Linuxカーネルにおけるリソース管理機構である制御グループ(cgroup)の最新バージョンです。cgroup v1の課題を克服し、よりシンプルで効率的なリソース制御を提供することを目的としています。
cgroup v1との違い
cgroup v1は、複数の階層構造を持つことができましたが、設定が複雑で、システム管理者の負担が大きくなるという問題がありました。cgroup v2では、階層構造が単一化され、設定が簡素化されています。また、cgroup v1では、異なるサブシステム(CPU、メモリ、I/Oなど)が独立して管理されていましたが、cgroup v2では、すべてのサブシステムが統合的に管理されます。
cgroup v2の主な機能
- リソース制限: CPU、メモリ、I/Oなどのリソースの使用量を制限できます。
- 優先度制御: プロセスの優先度を制御し、重要なプロセスにリソースを割り当てることができます。
- 隔離: プロセスを隔離し、他のプロセスへの影響を防止できます。
- アカウンティング: リソースの使用状況を追跡できます。
cgroup v2の導入
cgroup v2は、Linuxカーネル5.8以降で利用可能です。多くのLinuxディストリビューションでは、デフォルトでcgroup v2が有効になっています。
cgroup v2の利用例
- コンテナ: DockerやKubernetesなどのコンテナ環境で、コンテナのリソースを制限するために使用されます。
- 仮想マシン: 仮想マシンに割り当てるリソースを制限するために使用されます。
- システムサービス: システムサービスの優先度を制御し、システムの安定性を向上させるために使用されます。