CASストレージ(きゃすすとれーじ)
最終更新:2026/4/28
CASストレージは、データの内容に基づいて一意のアドレスを決定するストレージシステムである。
別名・同義語 コンテンツアドレス指定ストレージ
ポイント
CASストレージは、データの重複排除や改ざん検知に有効であり、分散型ストレージシステムでよく利用される。
CASストレージとは
CASストレージ(Content-Addressable Storage)は、従来のストレージシステムとは異なり、データの保存場所をファイル名やディレクトリ構造ではなく、データの内容(ハッシュ値など)に基づいて決定するストレージシステムです。これにより、同じ内容のデータが複数存在する場合、物理的に一つのコピーのみを保存するため、ストレージ容量を効率的に利用できます。
CASストレージの仕組み
CASストレージでは、データがストレージに保存される際に、その内容から一意の識別子(ハッシュ値)が生成されます。このハッシュ値がデータの「アドレス」となり、ストレージシステム内でのデータの場所を特定するために使用されます。データにアクセスする際も、ファイル名ではなくハッシュ値を使用してデータが検索されます。
CASストレージのメリット
- ストレージ効率の向上: 同じ内容のデータは重複して保存されないため、ストレージ容量を節約できます。
- データの整合性の確保: データの内容が変更されるとハッシュ値も変化するため、データの改ざんを検知できます。
- 分散型ストレージとの親和性: 分散型ストレージシステムにおいて、データの場所を特定しやすく、データの可用性を高めることができます。
CASストレージのデメリット
- データの検索の複雑さ: ファイル名やディレクトリ構造による検索ができないため、データの検索が複雑になる場合があります。
- データの更新の困難さ: データの内容が変更されるとハッシュ値も変化するため、データの更新が困難になる場合があります。