分散SQL(ぶんさんえすきーえる)
最終更新:2026/4/25
分散SQLは、複数のコンピューターにデータを分散して格納し、SQLを用いてデータ操作を行うデータベースシステムである。
別名・同義語 分散データベースシャーディング
ポイント
従来のSQLデータベースの利点を維持しつつ、大規模データの処理能力と可用性を向上させることを目的とする。
分散SQLとは
分散SQLは、単一のSQLデータベースサーバーでは処理しきれない大規模なデータを、複数のコンピューター(ノード)に分散して格納・管理するデータベースシステムです。これにより、データの処理能力を向上させ、システムの可用性を高めることができます。
分散SQLのメリット
- スケーラビリティ: データ量の増加に合わせて、ノードを追加することで容易にシステムを拡張できます。
- 高可用性: 一部のノードに障害が発生しても、他のノードが処理を引き継ぐため、システム全体が停止するリスクを軽減できます。
- パフォーマンス: データを分散することで、特定のノードへの負荷集中を避け、全体的な処理速度を向上させることができます。
- 地理的冗長性: 複数の場所にノードを配置することで、災害などによるデータ損失のリスクを軽減できます。
分散SQLのアーキテクチャ
分散SQLシステムは、一般的に以下の要素で構成されます。
- データノード: データを格納するコンピューター。
- クエリエンジン: SQLクエリを受け付け、実行計画を生成し、データノードにクエリを送信する。
- トランザクションマネージャー: 複数のデータノードにまたがるトランザクションを管理する。
- メタデータストア: データベースのスキーマやデータノードの情報などを格納する。
分散SQLの課題
- 複雑性: 従来のSQLデータベースに比べて、システムの構築・運用が複雑になります。
- データ整合性: 複数のデータノードにデータを分散するため、データ整合性を維持するための仕組みが必要です。
- ネットワーク遅延: データノード間の通信が発生するため、ネットワーク遅延がパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
分散SQLの代表的なシステム
- CockroachDB
- YugabyteDB
- TiDB