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イレイジャーコーディング(いれいじゃーこーでぃんぐ)

最終更新:2026/4/27

イレイジャーコーディングは、データの冗長化により、一部のデータが失われても元のデータを復元することを目的とした技術である。

別名・同義語 データ分散フォワードエラー訂正

ポイント

データ損失に対する耐性を高めるため、主に分散ストレージシステムやRAIDなどで利用される。データの可用性を向上させる。

イレイジャーコーディングとは

イレイジャーコーディングは、データを複数のフラグメントに分割し、冗長性を持たせて保存する技術です。これにより、一部のフラグメントが失われたり破損したりした場合でも、残りのフラグメントから元のデータを復元することが可能になります。

イレイジャーコーディングの仕組み

イレイジャーコーディングでは、元のデータを分割する際に、冗長性を持たせるためのパリティデータを生成します。このパリティデータは、元のデータのフラグメントと組み合わせて保存されます。データの復元時には、失われたフラグメントをパリティデータを用いて再構築します。

例えば、(6,3)イレイジャーコーディングという方式があります。これは、6つのフラグメントを作成し、そのうち3つが失われてもデータを復元できることを意味します。元のデータは3つのデータフラグメントと3つのパリティフラグメントに分割され、合計6つのフラグメントとして保存されます。

イレイジャーコーディングの利点

  • 高い耐障害性: 一部のデータが失われても、元のデータを復元できるため、データの損失リスクを低減できます。
  • 効率的なストレージ利用: データの冗長化に必要なストレージ容量を、レプリケーション方式よりも効率的に抑えることができます。
  • データの可用性向上: データ損失時にもサービスを継続できるため、データの可用性を向上させることができます。

イレイジャーコーディングの欠点

  • 計算コスト: データのエンコード(分割・冗長化)とデコード(復元)に計算コストがかかります。
  • 複雑な実装: イレイジャーコーディングの実装は、レプリケーション方式よりも複雑になります。

イレイジャーコーディングの応用例

  • 分散ストレージシステム: CephやGlusterFSなどの分散ストレージシステムで、データの耐障害性と可用性を高めるために利用されています。
  • RAID: 複数のハードディスクでデータを冗長化するRAID構成で、データの保護に利用されています。
  • クラウドストレージ: Amazon S3やGoogle Cloud Storageなどのクラウドストレージサービスで、データの信頼性を高めるために利用されています。

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