外部キャリブレーション(がいぶきゃりぶれーしょん)
最終更新:2026/4/27
外部キャリブレーションは、既知の基準を用いて測定機器やシステムを調整し、正確性を保証するプロセスである。
別名・同義語 校正キャリブレーション
ポイント
内部基準に依存せず、トレーサビリティの確保された外部標準を用いる点が特徴である。測定の信頼性向上に不可欠な手法。
外部キャリブレーションとは
外部キャリブレーションは、測定機器やシステムが示す値と、国家標準などの信頼できる外部基準との間のずれを修正する作業です。これは、測定結果の精度と信頼性を確保するために不可欠なプロセスであり、品質管理、科学研究、工業生産など、幅広い分野で実施されています。
なぜ外部キャリブレーションが必要なのか
測定機器は、時間の経過とともに、または使用環境の変化により、ドリフト(測定値のずれ)や感度の低下を起こす可能性があります。内部基準を用いた自己校正だけでは、これらの変化を完全に補正できない場合があります。外部キャリブレーションでは、トレーサビリティ(測定の系統性)が確立された外部標準を用いて校正を行うため、より正確で信頼性の高い測定結果を得ることができます。
外部キャリブレーションのプロセス
- 基準の選定: 校正対象の機器に適した、トレーサビリティの確立された外部基準を選定します。
- 測定: 校正対象の機器と外部基準を用いて、同一の物理量を測定します。
- 比較と調整: 測定結果を比較し、ずれを特定します。必要に応じて、機器の調整を行い、ずれを修正します。
- 校正証明書の発行: 校正結果を記録し、校正証明書を発行します。校正証明書には、校正日、校正機器、使用した基準、測定結果などが記載されます。
外部キャリブレーションの例
- 温度計の校正:標準温度計を用いて、温度計の示す値が正しいかどうかを確認します。
- 圧力計の校正:標準圧力計を用いて、圧力計の示す値が正しいかどうかを確認します。
- 重量計の校正:標準分銅を用いて、重量計の示す値が正しいかどうかを確認します。
注意点
外部キャリブレーションは、専門的な知識と技術を要する作業です。信頼できる校正機関に依頼することが重要です。