水平スケーリング(すいへいすけーりんぐ)
最終更新:2026/4/27
水平スケーリングは、システム処理能力を向上させるために、サーバーなどのコンピューター資源を並列に追加する方式である。
別名・同義語 スケールアウトスケールホリゾンタル
ポイント
垂直スケーリングとは異なり、既存のサーバーの性能向上ではなく、台数を増やすことで対応する。クラウド環境で特に有効な手法である。
水平スケーリングとは
水平スケーリングは、システム全体の処理能力を向上させるための手法の一つです。具体的には、既存のサーバーの性能を向上させる垂直スケーリング(スケールアップ)とは異なり、サーバーの台数を増やすことで負荷を分散し、処理能力を向上させます。
水平スケーリングのメリット
- 高い拡張性: 必要に応じてサーバーを柔軟に追加できるため、トラフィックの増加やデータ量の増加に容易に対応できます。
- 可用性の向上: 複数のサーバーで処理を分散することで、一部のサーバーが故障した場合でもシステム全体が停止するリスクを軽減できます。
- コスト効率: 垂直スケーリングと比較して、初期投資を抑えやすく、段階的な拡張が可能です。
水平スケーリングのデメリット
- 複雑性の増加: サーバーの管理や負荷分散の設定など、システム全体の複雑性が増す可能性があります。
- データ整合性の問題: 複数のサーバーでデータを共有する場合、データ整合性を維持するための対策が必要になります。
- アプリケーションの変更: アプリケーションが水平スケーリングに対応している必要があります。対応していない場合、アプリケーションの修正が必要になる場合があります。
水平スケーリングの実現方法
水平スケーリングを実現するためには、ロードバランサーやデータベースのレプリケーションなどの技術が用いられます。クラウド環境では、オートスケーリング機能を利用することで、自動的にサーバーの台数を調整できます。