Kdump(けだむぷ)
最終更新:2026/4/28
Kdumpは、Linuxカーネルがクラッシュした際に、システムのメモリ内容をダンプファイルとして保存する機能である。
別名・同義語 クラッシュダンプメモリダンプ
ポイント
Kdumpは、システム障害発生時の原因究明に不可欠な情報を記録し、デバッグを容易にする。カーネルのクラッシュダンプを効率的に取得するために用いられる。
Kdumpの概要
Kdumpは、Linuxカーネルがパニック状態に陥った際に、システムのメモリ内容を保存するメカニズムです。通常のクラッシュダンプ機能とは異なり、Kdumpはクラッシュしたカーネルとは別の、独立したカーネル(ダンプカーネル)を起動し、そのダンプカーネルがメモリの内容をファイルとして保存します。これにより、クラッシュしたカーネルのファイルシステムが破損していても、メモリ内容を確実に保存できます。
Kdumpの動作原理
- クラッシュ検出: Linuxカーネルがクラッシュ(パニック)を検出します。
- ダンプカーネル起動: Kdumpは、事前に予約されたメモリ領域にダンプカーネルをロードし、起動します。
- メモリダンプ: ダンプカーネルは、クラッシュしたカーネルのメモリ内容を、指定された場所にダンプファイルとして保存します。
- システム再起動: ダンプファイルの保存が完了すると、システムは再起動されます。
Kdumpの設定
Kdumpの設定は、/etc/kdump.confファイルで行います。このファイルで、ダンプファイルの保存先、ダンプカーネルの起動オプション、メモリの予約量などを設定できます。
Kdumpの利点
- 信頼性の高いダンプ: クラッシュしたカーネルとは別のカーネルを使用するため、ファイルシステムの破損の影響を受けにくい。
- 効率的なダンプ: メモリ内容を効率的にダンプできる。
- デバッグの容易化: クラッシュ時のメモリ内容を分析することで、原因究明を容易にできる。
Kdumpの注意点
- Kdumpを使用するには、事前にメモリを予約しておく必要がある。
- ダンプファイルのサイズが大きくなる可能性があるため、十分なディスク容量を確保しておく必要がある。