マルチクラウドフェイルオーバー(むるちくらうどふぇいろーばー)
最終更新:2026/4/28
マルチクラウドフェイルオーバーは、複数のクラウド環境にシステムを配置し、いずれかの環境で障害が発生した場合に、自動的に別の環境へ切り替える仕組みである。
別名・同義語 クラウドフェイルオーバーマルチクラウドDR
ポイント
これにより、単一のクラウドプロバイダーへの依存を避け、システムの可用性を高めることが可能となる。事業継続計画(BCP)における重要な要素の一つ。
マルチクラウドフェイルオーバーとは
マルチクラウドフェイルオーバーは、単一のクラウドプロバイダーに依存せず、複数のクラウド環境を利用することで、システム全体の可用性と信頼性を向上させる技術です。従来のオンプレミス環境からの移行や、特定のクラウドプロバイダーへのロックインを避ける目的でも採用されています。
仕組み
マルチクラウドフェイルオーバーの基本的な仕組みは、以下の通りです。
- システムの複製: システムを複数のクラウド環境に複製します。データも定期的に同期させます。
- 監視: 各クラウド環境の状態を継続的に監視します。
- 障害検知: いずれかのクラウド環境で障害が発生した場合、監視システムがそれを検知します。
- 自動切り替え: 障害が検知されると、自動的に別のクラウド環境へトラフィックを切り替えます。この切り替えは、DNSレコードの変更やロードバランサーの設定変更などによって行われます。
- 復旧: 障害が復旧した後、システムを元の環境に戻すことも可能です。
メリット
- 高可用性: 単一障害点(SPOF)を排除し、システムのダウンタイムを最小限に抑えます。
- 事業継続性(BCP): 災害や大規模障害発生時にも、事業を継続できます。
- ベンダーロックインの回避: 特定のクラウドプロバイダーへの依存を減らし、柔軟性を高めます。
- コスト最適化: 各クラウドプロバイダーの特性を活かし、最適なコストでシステムを運用できます。