査読(さしつ)
最終更新:2026/4/25
査読は、学術論文や研究成果の内容を、専門家が評価し、その質を保証するプロセスである。
別名・同義語 論文審査専門家評価
ポイント
査読は、研究の信頼性を高め、科学的知識の進歩に貢献する重要な役割を担う。通常、匿名で行われる。
査読の概要
査読(peer review)は、学術雑誌や学会などが、論文や研究成果の出版や発表を許可する前に、その内容を専門家である査読者(レビュアー)に評価してもらう制度です。査読は、研究の質を保証し、誤りや不正を防止するための重要なプロセスとされています。
査読の種類
査読には、大きく分けて以下の種類があります。
- シングルブラインド査読: 著者の所属や氏名は査読者に開示されませんが、査読者の情報は著者に開示されます。
- ダブルブラインド査読: 著者の所属や氏名、査読者の情報も互いに開示されません。最も一般的な査読方法です。
- オープン査読: 著者の所属や氏名、査読者の情報がすべて開示されます。近年、透明性を高めるために導入されるケースが増えています。
査読のプロセス
査読のプロセスは、一般的に以下のようになります。
- 著者が論文を投稿します。
- 編集者が論文を審査し、査読に適しているかどうかを判断します。
- 編集者が査読者を決定し、論文を査読者に送付します。
- 査読者は論文を評価し、編集者に評価結果を報告します。
- 編集者は査読者の評価結果を参考に、論文の掲載可否を決定します。
- 掲載が決定された場合、著者は査読コメントに基づいて論文を修正し、再投稿します。
査読の課題
査読は、研究の質を保証するための重要なプロセスですが、いくつかの課題も抱えています。
- 査読者の負担: 査読には時間と労力がかかり、査読者の負担が大きくなることがあります。
- 査読の偏り: 査読者の専門分野や価値観によって、査読結果に偏りが生じる可能性があります。
- 査読の遅延: 査読者の確保が難しく、査読に時間がかかることがあります。