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プライバシー・バイ・デザイン(ぷらいばしーばいでざいん)

最終更新:2026/4/19

プライバシー・バイ・デザインは、システムや製品の設計段階からプライバシー保護を組み込むアプローチである。

別名・同義語 プライバシー内包設計設計段階からのプライバシー保護

ポイント

カナダのプライバシー専門家、アン・キャバリュークによって提唱された概念であり、EUの一般データ保護規則(GDPR)にも影響を与えている。

プライバシー・バイ・デザインの概要

プライバシー・バイ・デザイン(PbD)は、単にプライバシー保護機能を後付けするのではなく、技術、インフラストラクチャ、ポリシー、および組織の慣行にプライバシーを組み込むことを目的としたアプローチです。これは、プライバシーを基本的な設計原則として考慮し、システムや製品の開発ライフサイクル全体を通じて実装することを意味します。

PbDの7つの原則

アン・キャバリュークは、PbDを効果的に実装するための7つの原則を提唱しています。

  1. プロアクティブではなく、予防的であること: 問題が発生する前にプライバシーリスクを予測し、積極的に対処します。
  2. プライバシーをデフォルト設定にすること: 個人情報が自動的に保護されるように、システムを設計します。
  3. プライバシーを埋め込むこと: プライバシー保護機能をシステムに組み込み、分離させないようにします。
  4. 完全な機能性:ポジティブサム設計: システムの機能性とプライバシー保護の両立を目指します。
  5. エンドツーエンドのセキュリティ:ライフサイクル全体にわたる保護: 個人情報の収集から廃棄まで、ライフサイクル全体を通じて保護します。
  6. 可視性と透明性の確保: システムのプライバシー慣行を明確にし、ユーザーに情報を提供します。
  7. 尊重とユーザー中心: ユーザーのプライバシーに対する権利を尊重し、ユーザーのニーズに合わせてシステムを設計します。

GDPRとの関連性

EUの一般データ保護規則(GDPR)は、第25条で「データ保護設計およびデフォルトによるプライバシー」を義務付けており、これはPbDの原則と密接に関連しています。GDPRは、組織に対し、データ処理活動の設計段階からプライバシー保護を考慮することを求めています。

PbDのメリット

PbDを実装することで、組織は以下のメリットを得ることができます。

  • プライバシー侵害のリスクを軽減
  • 顧客からの信頼を獲得
  • 法規制への準拠を容易化
  • イノベーションを促進

参考文献

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