リアクターパターン(りあくとあーぱたーん)
最終更新:2026/4/27
リアクターパターンは、イベント駆動型システムにおいて、イベントに応答して状態を変化させるコンポーネント間の設計パターンである。
別名・同義語 イベントループプロアクティブパターン
ポイント
リアクターパターンは、GUIプログラミングや非同期処理で広く用いられ、システムの応答性と保守性を高めることを目的とする。
リアクターパターンとは
リアクターパターンは、イベント駆動型プログラミングにおける重要な設計パターンの一つです。このパターンでは、システムはイベントを監視し、イベントが発生すると対応する処理を実行します。リアクターパターンは、GUIプログラミング、ネットワークプログラミング、リアクティブプログラミングなど、様々な分野で利用されています。
基本的な構成要素
リアクターパターンは、主に以下の要素で構成されます。
- リアクター (Reactor): イベントを監視し、イベントが発生した際に適切なハンドラーに通知する役割を担います。イベントキューやイベントループを用いてイベントを処理します。
- ハンドラー (Handler): 特定のイベントに対応する処理を行う役割を担います。イベントが発生すると、リアクターから通知を受け取り、対応する処理を実行します。
- イベント (Event): システム内で発生する何らかの事象を表します。例えば、キーボード入力、マウス操作、ネットワークからのデータ受信などがイベントとして考えられます。
動作原理
- リアクターは、イベントキューを監視し、イベントが発生するのを待ちます。
- イベントが発生すると、リアクターはイベントキューからイベントを取り出し、対応するハンドラーを特定します。
- リアクターは、特定されたハンドラーにイベントを通知します。
- ハンドラーは、イベントに応じた処理を実行します。
メリット
- 応答性の向上: イベント駆動型であるため、システムはイベントが発生すると直ちに処理を開始できます。
- 保守性の向上: イベントと処理が分離されているため、システムの変更や拡張が容易になります。
- 柔軟性の向上: 新しいイベントやハンドラーを簡単に追加できます。
デメリット
応用例
- GUIプログラミング: ユーザーインターフェースにおけるイベント処理(ボタンクリック、マウス操作など)
- ネットワークプログラミング: ソケット通信におけるイベント処理(データ受信、接続確立など)
- リアクティブプログラミング: データストリームの変更に対するイベント処理