SHA-256ハッシュ(しゃにじゅうろくはっしゅ)
最終更新:2026/4/28
SHA-256ハッシュは、任意の長さのデータを256ビットの固定長ハッシュ値に変換する暗号学的ハッシュ関数である。
別名・同義語 ハッシュ値暗号学的ハッシュ
ポイント
SHA-256は、データの改ざん検知やパスワードの安全な保存に広く利用されており、ブロックサイズは512ビットである。
SHA-256ハッシュとは
SHA-256(Secure Hash Algorithm 256-bit)は、米国国家安全保障局(NSA)によって設計されたSHA-2ファミリーに属する暗号学的ハッシュ関数の一つです。SHA-256は、入力データ(メッセージ)を受け取り、それを256ビット(32バイト)の固定長のハッシュ値(ダイジェスト)に変換します。このハッシュ値は、入力データの一意な「指紋」として機能し、データの改ざん検知やデジタル署名などに利用されます。
SHA-256の仕組み
SHA-256は、入力データを複数のブロックに分割し、各ブロックに対して一連の数学的演算を適用することでハッシュ値を生成します。これらの演算には、ビット演算(AND、OR、XORなど)、加算、シフト演算などが含まれます。SHA-256のアルゴリズムは、衝突耐性(異なる入力データから同じハッシュ値が生成される可能性を極めて低くする)、一方通行性(ハッシュ値から元のデータを復元することが困難である)といった特性を備えています。
SHA-256の用途
SHA-256は、以下のような様々な用途で利用されています。
- データの改ざん検知: ファイルのハッシュ値を計算し、後で再度計算して比較することで、ファイルが改ざんされていないかを確認できます。
- パスワードの保存: パスワードを直接保存するのではなく、SHA-256ハッシュ値を保存することで、パスワードが漏洩した場合でも元のパスワードが特定されるリスクを軽減できます。
- デジタル署名: ドキュメントのハッシュ値をデジタル署名することで、ドキュメントの真正性と完全性を保証できます。
- ブロックチェーン技術: ビットコインなどの暗号通貨のブロックチェーンにおいて、トランザクションの整合性を保証するために利用されています。
SHA-256の安全性
SHA-256は、現在までに知られている攻撃に対しては安全であると考えられています。しかし、計算能力の向上や新たな攻撃手法の開発により、将来的に脆弱性が発見される可能性も否定できません。そのため、より安全なハッシュ関数(SHA-3など)への移行も検討されています。