シャドートラフィック(しゃどうとらふぃっく)
最終更新:2026/4/28
シャドートラフィックは、正規のネットワーク経路を経由せず、意図的に隠蔽された通信のこと。
別名・同義語 隠蔽通信ステルス通信
ポイント
主にマルウェア感染時のC&Cサーバーとの通信や、不正アクセス後のデータ窃取などに利用される。
概要
シャドートラフィックとは、通常のネットワーク監視システムによる検知を回避するために、正規の通信経路とは異なる方法で送受信されるネットワークトラフィックの総称です。攻撃者は、この技術を利用して、自身の活動を隠蔽し、セキュリティ対策を迂回しようとします。
手法
シャドートラフィックを実現する手法は多岐にわたります。代表的なものとしては、以下のものが挙げられます。
- DNSトンネリング: DNSプロトコルを利用して、他のプロトコル(HTTP, SSHなど)のデータを隠蔽する。
- ICMPトンネリング: ICMP(ping)プロトコルを利用して、データを隠蔽する。
- HTTP/HTTPSトンネリング: HTTP/HTTPSプロトコルを利用して、他のプロトコル(TCP, UDPなど)のデータを隠蔽する。
- ポートスキャン: 通常使用されないポートをスキャンし、通信経路を確立する。
目的
シャドートラフィックが利用される主な目的は以下の通りです。
- C&Cサーバーとの通信: マルウェアに感染した端末が、攻撃者の制御サーバー(C&Cサーバー)と通信し、指示を受けたり、情報を送信したりする。
- データ窃取: 不正アクセスによってシステムに侵入した攻撃者が、機密情報を外部に持ち出す。
- 横展開: ネットワーク内に侵入した攻撃者が、他のシステムへ感染を拡大する。
検知と対策
シャドートラフィックの検知は困難ですが、以下の対策を講じることで、リスクを軽減できます。