ソフトプロンプト(そふとぷろむぷと)
最終更新:2026/4/28
ソフトプロンプトとは、大規模言語モデル(LLM)に対して、特定の役割や振る舞いを指示する、間接的な指示文のこと。
別名・同義語 間接プロンプトロールプレイプロンプト
ポイント
直接的な命令ではなく、状況設定やペルソナを与えることで、LLMの応答を誘導する手法である。より自然で柔軟な対話を可能にする。
概要
ソフトプロンプトは、大規模言語モデル(LLM)の性能を引き出すためのプロンプトエンジニアリングの一種です。従来のプロンプトが、LLMに対して直接的な命令を与えるのに対し、ソフトプロンプトは、LLMに特定の役割を演じさせたり、特定の状況下での応答を促したりすることで、間接的に目的の出力を誘導します。
ソフトプロンプトの利点
- 柔軟性の向上: 直接的な命令よりも、LLMの創造性や推論能力を活かしやすくなります。
- 自然な対話: より人間らしい、自然な対話を実現できます。
- 複雑なタスクへの対応: 複雑なタスクを、複数のステップに分割して指示することで、LLMがより効果的に処理できるようになります。
- バイアスの軽減: LLMが持つ潜在的なバイアスを軽減する効果が期待できます。
ソフトプロンプトの例
- 「あなたは優秀な百科事典の編集者です。以下の質問に、正確かつ中立的な立場で答えてください。」
- 「あなたは5歳の子供に説明するように、量子力学についてわかりやすく解説してください。」
- 「あなたは歴史小説家です。18世紀のフランスを舞台にした物語の冒頭部分を書いてください。」
ハードプロンプトとの比較
ソフトプロンプトと対比されるのが、ハードプロンプトです。ハードプロンプトは、LLMに対して具体的な指示を直接的に与えるもので、例えば「〇〇について3つのポイントを挙げてください」といったものです。ハードプロンプトは、明確な指示が必要な場合に有効ですが、柔軟性や創造性に欠ける場合があります。
今後の展望
ソフトプロンプトは、LLMの活用範囲を広げるための重要な技術として、今後ますます注目されると考えられます。より効果的なソフトプロンプトを作成するための研究や、自動的にソフトプロンプトを生成する技術の開発が進められています。