Site Reliability Engineering(さいと りらいあびりてぃえんじにありんぐ)
最終更新:2026/4/25
サイト信頼性エンジニアリングは、ソフトウェアシステムの信頼性、スケーラビリティ、パフォーマンスを向上させるためのソフトウェアエンジニアリング手法である。
別名・同義語 信頼性エンジニアリングシステム信頼性エンジニアリング
ポイント
SREは、運用業務を自動化し、開発と運用の連携を強化することで、システムの安定稼働を目指す。Googleが提唱した概念であり、DevOpsと密接に関連する。
概要
Site Reliability Engineering (SRE) は、Googleが大規模なオンラインサービスを運用する中で生まれたソフトウェアエンジニアリングのアプローチです。従来の運用業務をソフトウェアエンジニアリングの原則に基づいて自動化し、システムの信頼性、スケーラビリティ、パフォーマンスを継続的に改善することを目的とします。
歴史
SREは、2003年にGoogleのBen Treynorによって提唱されました。当時、Googleの急速な成長に伴い、運用業務がボトルネックとなり、サービスの安定稼働が脅かされる状況がありました。Treynorは、運用業務をソフトウェアエンジニアリングの専門家であるSREチームに委ねることで、この問題を解決しようとしました。
SREの原則
SREには、以下の主要な原則があります。
- 自動化: 繰り返し行う作業は自動化し、人的ミスを削減します。
- モニタリング: システムの状態を常に監視し、問題が発生した際には迅速に対応します。
- エラー予算: サービスの信頼性を維持しながら、新しい機能をリリースするための許容されるエラーの範囲を定義します。
- ポストモーテム: 問題が発生した際には、根本原因を分析し、再発防止策を講じます。
- シンプルさ: システムをできるだけシンプルに保ち、複雑さを軽減します。
DevOpsとの関係
SREは、DevOpsと密接に関連しています。DevOpsは、開発チームと運用チームの連携を強化し、ソフトウェアのリリースサイクルを短縮することを目的とする文化とプラクティスの集合体です。SREは、DevOpsの原則を具体的な技術的な手法として実現する役割を担っています。
導入のメリット
SREを導入することで、以下のメリットが期待できます。
- システムの信頼性向上: 自動化とモニタリングにより、システムの障害を未然に防ぎ、迅速に復旧することができます。
- 開発速度の向上: エラー予算の活用により、新しい機能を安心してリリースすることができます。
- 運用コストの削減: 自動化により、運用業務にかかる人的コストを削減することができます。