システム設計(しすめいかい)
最終更新:2026/4/19
利用者の要求を満たす情報システムの設計は、全体構造や機能を決定する工程。
別名・同義語 システムアーキテクチャシステム構成設計
ポイント
システム開発における初期段階の重要な工程は、品質やコストに大きく影響し、要件定
システム設計とは
システム設計は、情報システムを構築する上で、その全体像を具体化する重要な工程です。利用者の要求(要件)を分析し、それを実現するためのシステムの構成要素、機能、データの流れ、インターフェースなどを明確に定義します。単に技術的な側面だけでなく、運用や保守の容易さ、セキュリティ、拡張性なども考慮する必要があります。
システム設計のプロセス
システム設計は、通常、以下のステップで進められます。
- 要件定義の確認: 開発の起点となる要件定義の内容を詳細に確認し、不明確な点や矛盾点を解消します。
- 基本設計: システム全体の構成、機能、データの流れなどを大まかに決定します。システムのアーキテクチャ(層構造、コンポーネントの配置など)を定義することも含まれます。
- 詳細設計: 基本設計で決定された内容をさらに具体化します。データベースの設計、画面設計、プログラムの設計など、開発者が実装するための詳細な仕様を作成します。
- 設計レビュー: 設計内容を関係者(利用者、開発者、運用担当者など)でレビューし、問題点や改善点を見つけ出します。
システム設計における考慮事項
システム設計を行う際には、以下の点を考慮することが重要です。
- パフォーマンス: システムが要求される処理速度や応答時間を満たせるように設計する必要があります。
- セキュリティ: 不正アクセスや情報漏洩からシステムを保護するための対策を講じる必要があります。
- 可用性: システムが安定して稼働し続けられるように、障害対策や冗長化などの設計を行う必要があります。
- 拡張性: 将来的な機能追加や利用者増加に対応できるように、柔軟な設計を行う必要があります。
- 保守性: システムの修正や変更が容易に行えるように、可読性の高いコードや明確なドキュメントを作成する必要があります。
システム設計の成果物
システム設計の成果物としては、以下のようなものが挙げられます。
- システム構成図: システム全体の構成要素とそれらの関係を示す図。
- データフロー図: システムにおけるデータの流れを示す図。
- データベース設計書: データベースのテーブル構造、データ型、制約などを定義したドキュメント。
- 画面設計書: 画面のレイアウト、入力項目、表示内容などを定義したドキュメント。
- プログラム仕様書: プログラムの機能、処理内容、インターフェースなどを定義したドキュメント。