TMPFS(てんぷえふえす)
最終更新:2026/4/28
TMPFSは、RAMとディスクスペースを組み合わせて使用する一時ファイルシステムである。
別名・同義語 ramfs
ポイント
TMPFSは揮発性のため、システム再起動時にデータは失われる。高速な読み書きが特徴で、一時ファイルの保存に適している。
TMPFSとは
TMPFS(Temporary File System)は、Linuxカーネルで提供される一時ファイルシステムです。従来の/tmpディレクトリのように、ディスク上の領域を消費するのではなく、RAM(Random Access Memory)と必要に応じてディスクスペース(スワップ領域)を利用します。これにより、非常に高速なファイルアクセスを実現できます。
TMPFSの仕組み
TMPFSは、ファイルの内容をRAMに直接保存します。RAMはディスクと比較してアクセス速度が格段に速いため、TMPFSに保存されたファイルは高速に読み書きできます。RAMの容量を超えるサイズのファイルをTMPFSに保存しようとすると、自動的にスワップ領域が使用されます。ただし、スワップ領域への書き込みはRAMへの書き込みよりも遅いため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
TMPFSの利用場面
TMPFSは、以下のような場面で利用されます。
- 一時ファイルの保存:コンパイル時のオブジェクトファイル、一時的なデータファイルなど。
- キャッシュの保存:Webブラウザのキャッシュ、データベースのキャッシュなど。
- セキュリティが重要なデータの保存:システム再起動時に自動的に消去されるため、機密性の高いデータを一時的に保存するのに適しています。
TMPFSの設定
TMPFSは、mountコマンドを使用してマウントできます。例えば、/mnt/tmpfsに1GBのTMPFSをマウントするには、以下のコマンドを実行します。
mount -t tmpfs -o size=1G tmpfs /mnt/tmpfs
注意点
TMPFSは揮発性であるため、システム再起動時にデータは失われます。重要なデータをTMPFSに保存することは避けてください。また、RAMの容量を超えるサイズのファイルをTMPFSに保存すると、スワップ領域が使用され、パフォーマンスが低下する可能性があります。