Trusted Firmware(とらすてっど ふぁーむうぇあ)
最終更新:2026/4/27
Trusted Firmwareは、ARMベースのシステムにおいて、セキュリティ機能を初期段階から提供するオープンソースのファームウェア基盤である。
別名・同義語 セキュアファームウェアARM Trusted Firmware
ポイント
Trusted Firmwareは、セキュアブートやTrusted Execution Environment (TEE) の構築を容易にし、IoTデバイスや組み込みシステムのセキュリティ向上に貢献する。
Trusted Firmwareとは
Trusted Firmware (TF) は、ARM Holdingsが開発した、ARMアーキテクチャを搭載したシステム向けのオープンソースのファームウェア基盤です。従来のファームウェアがハードウェア初期化に重点を置いていたのに対し、TFはセキュリティ機能を重視し、セキュアブートやTrusted Execution Environment (TEE) の構築を容易にすることを目的としています。
Trusted Firmwareの構成要素
TFは、以下の主要なコンポーネントで構成されています。
- BL1: 最初の実行コードであり、ハードウェアの初期化とセキュアブートの検証を行います。
- BL2: BL1によってロードされ、より高度な初期化とOSのロード準備を行います。
- BL31: TEE OSを起動し、セキュリティ機能を提供します。
- BL32: 通常のOS (Linuxなど) を起動します。
これらのコンポーネントは、それぞれ異なるセキュリティドメインで動作し、互いに分離することで、システムのセキュリティを強化します。
Trusted Firmwareの活用事例
TFは、IoTデバイス、組み込みシステム、モバイルデバイスなど、幅広い分野で活用されています。特に、セキュリティが重要なアプリケーションにおいて、その有用性が認められています。
- セキュアブート: 悪意のあるソフトウェアが起動されるのを防ぎます。
- Trusted Execution Environment (TEE): 機密性の高い処理を安全な環境で実行します。
- 暗号化: データの暗号化と復号化を行います。
- 認証: デバイスやユーザーの認証を行います。