ライトスルーキャッシュ(らいとするーきゃっしゅ)
最終更新:2026/4/25
ライトスルーキャッシュは、データ書き込み時にキャッシュとストレージの両方に同時に書き込むキャッシュ方式である。
別名・同義語 書き込み型キャッシュ
ポイント
ライトスルーキャッシュは、データの整合性を重視するシステムで利用される。書き込み速度は遅いものの、停電時などでもデータ損失のリスクが低い。
ライトスルーキャッシュとは
ライトスルーキャッシュは、キャッシュメモリにデータを書き込むと同時に、バックアップストレージ(ハードディスク、SSDなど)にもデータを書き込む方式です。この方式は、データの整合性を最優先とするシステムで採用されます。
ライトスルーキャッシュの動作原理
ライトスルーキャッシュでは、CPUから書き込み要求を受けると、まずキャッシュにデータが書き込まれます。同時に、そのデータはストレージにも書き込まれます。このため、書き込み処理はキャッシュへの書き込みとストレージへの書き込みの2段階で行われるため、ライトバックキャッシュと比較して書き込み速度は遅くなります。
ライトスルーキャッシュのメリット
- 高いデータ整合性: キャッシュとストレージに同時に書き込むため、停電やシステム障害が発生した場合でも、データ損失のリスクを最小限に抑えることができます。
- データの信頼性: 常にストレージに最新のデータが保存されているため、データの信頼性が高くなります。
ライトスルーキャッシュのデメリット
- 書き込み速度の低下: キャッシュとストレージの両方に書き込む必要があるため、ライトバックキャッシュと比較して書き込み速度が遅くなります。
- ストレージへの負荷: 書き込み回数が多くなるため、ストレージへの負荷が高くなります。
ライトスルーキャッシュの利用例
ライトスルーキャッシュは、金融システムやデータベースシステムなど、データの整合性が非常に重要なシステムで利用されます。例えば、銀行の取引記録やクレジットカードの決済情報など、少しでもデータが欠損すると重大な問題を引き起こす可能性があるシステムに適しています。
ライトバックキャッシュとの比較
ライトスルーキャッシュとライトバックキャッシュは、キャッシュの書き込み方式において対照的な特徴を持っています。ライトバックキャッシュは、まずキャッシュにデータを書き込み、後でストレージに書き込むため、書き込み速度は速いですが、停電などの際にデータが失われる可能性があります。一方、ライトスルーキャッシュは、書き込み速度は遅いものの、データの整合性が高く、信頼性が高いという特徴があります。