LLブック(えるえるぶっく)
ɛl ɛl bukku
最終更新:2026/4/11
知的障害や識字障害など、文字による読書に困難を抱える人に向けて、平易な文章と図版を多用して制作された「やさしく読みやすい本」。スウェーデン語の「Lättläst」に由来する。
ポイント
読書に困難を抱える人々のために、内容を平易にし、イラストや写真などの視覚情報を効果的に用いた書籍。スウェーデン発祥のアクセシブルな読書環境を目指す取り組み。
LLブック(LL-bok)
LLブックとは、スウェーデン語の「Lättläst(レットレスト)」に由来する言葉で、「やさしく読める(Light to read)」という意味を持つ図書のことです。
特徴
LLブックは、読み書きが困難な人々が読書を楽しむ権利を保障するために開発されました。主な特徴として以下が挙げられます:
- 平易な言葉遣い: 短い文章やわかりやすい語彙を使用しています。
- 視覚的な工夫: 写真、イラスト、図解を多用し、文字だけのページを避けるレイアウトがなされています。
- 読みやすさへの配慮: 行間を広く取ったり、紙の質を工夫して光の反射を抑えたりするなど、視覚的なストレスを軽減する工夫が施されています。
- 内容の多様性: 文学作品だけでなく、暮らしの情報やニュースなど、幅広いジャンルで作成されています。
対象者
知的障害を持つ人だけでなく、発達障害(ディスレクシア等)、高齢者、日本語を母語としない外国人、読み書きの学習を始めたばかりの子供など、幅広い層をターゲットとしています。
背景
北欧諸国で発展した概念ですが、近年では日本でも「やさしく読める本」として出版が進んでいます。情報バリアフリーの一環として、図書館や公共施設での導入も広がっています。