目標設定理論(もてきせっていりろん)
最終更新:2026/4/25
目標設定理論は、明確かつ挑戦的な目標を設定することで、個人のパフォーマンスが向上するという動機づけ理論である。
別名・同義語 目標管理業績目標
ポイント
エドウィン・ロックとゲイリー・ラサムによって提唱され、目標の具体性、困難度、受容度、コミットメントがパフォーマンスに影響するとされる。組織における業績管理や自己啓発に応用されている。
概要
目標設定理論は、1968年にエドウィン・ロックによって提唱された、動機づけに関する理論です。その後、ゲイリー・ラサムとの共同研究を通じて発展しました。この理論は、個人のパフォーマンスは、設定された目標の質と特性によって大きく影響を受けると主張します。
目標設定の原則
目標設定理論において、効果的な目標設定には以下の5つの原則があります。
- 明確性: 目標は具体的で曖昧さのないものである必要があります。「より良くする」といった抽象的な目標ではなく、「売上を10%増加させる」といった具体的な目標が効果的です。
- 困難度: 目標は、個人の能力を少しだけ超える程度の、挑戦的なものである必要があります。容易すぎる目標では動機づけが弱まり、高すぎる目標では挫折感を生む可能性があります。
- 受容度: 目標は、個人が自発的に受け入れる必要があります。上から押し付けられた目標では、コミットメントが低くなり、パフォーマンスが低下する可能性があります。
- コミットメント: 目標に対して、個人が強いコミットメントを持つ必要があります。目標達成のための計画を立てたり、進捗状況を定期的に確認したりすることで、コミットメントを高めることができます。
- フィードバック: 目標達成の進捗状況について、定期的にフィードバックを受ける必要があります。フィードバックは、目標達成に向けた修正や改善を行うための重要な情報となります。
実践的な応用
目標設定理論は、組織における業績管理、個人のキャリア開発、自己啓発など、様々な分野で応用されています。例えば、従業員の目標設定、プロジェクトの進捗管理、個人のスキルアップ計画などに活用されています。
批判と限界
目標設定理論は、多くの研究によって支持されていますが、いくつかの批判や限界も指摘されています。例えば、目標設定が短期的な成果に偏重し、長期的な視点や創造性を阻害する可能性があること、目標設定が個人のストレスやプレッシャーを高める可能性があることなどが挙げられます。