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長期記憶(ちょうききおく)

最終更新:2026/4/25

長期記憶とは、情報を数時間から数十年以上にわたって保持する記憶システムのことである。

別名・同義語 永続記憶恒常記憶

ポイント

長期記憶は、エピソード記憶や意味記憶などの異なる種類を含み、私たちの知識や経験の基盤となる。記憶の固定化には、睡眠が重要な役割を果たす。

長期記憶とは

長期記憶は、脳が情報を比較的永続的に保持する能力を指します。短期記憶が一時的な情報の保持に特化するのに対し、長期記憶は過去の経験、知識、スキルなどを長期にわたって蓄積し、必要に応じて想起することを可能にします。

長期記憶の

長期記憶は、大きく分けて以下の2つの種類に分類されます。

  • 陳述的記憶(Declarative memory): 意識的に思い出すことができる記憶。さらに、以下の2つに分類されます。
    • エピソード記憶(Episodic memory): 個人的な経験や出来事に関する記憶。例:昨日の夕食は何を食べたか。
    • 意味記憶(Semantic memory): 一般的な知識や事実に関する記憶。例:日本の首都はどこか。
  • 手続き的記憶(Procedural memory): 意識的に思い出すことは難しいが、行動を通じて表現される記憶。例:自転の乗り方、ピアノの演奏。

記憶の固定

短期記憶から長期記憶への移行を「記憶の固定化」と呼びます。この過程には、シナプス可塑性(神経細胞間の結合の強化)が重要な役割を果たします。記憶の固定化は、睡眠中に活発に行われることが知られています。

長期記憶の障害

脳損傷や神経変性疾患などにより、長期記憶が障害されることがあります。代表的なものとして、健忘症やアルツハイマー病などが挙げられます。

研究の現状

長期記憶のメカニズムについては、現在も活発な研究が行われています。特に、記憶の固定化に関わる分子メカニズムや、記憶の想起に関わる脳領域の特定などが重要な課題となっています。

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