発達心理学(はったつしんりがく)
最終更新:2026/4/18
発達心理学は、人間の生涯にわたる心身の発達過程を科学的に研究する学問分野である。
別名・同義語 発達学ライフスパン発達心理学
ポイント
乳幼児期から老年期まで、各発達段階における認知、感情、社会性の変化を理解することを目的とする。教育や福祉の分野とも密接に関連している。
発達心理学とは
発達心理学は、人間の出生から死亡に至るまでの心身の発達を、生物学的、心理学的、社会的な側面から総合的に研究する学問です。単に成長を追跡するだけでなく、発達のメカニズムや法則性を明らかにすることを目指します。
発達段階
発達心理学では、人間の生涯をいくつかの発達段階に分け、それぞれの段階における特徴的な発達課題を分析します。代表的な発達段階には、以下のものがあります。
- 乳幼児期 (0-2歳): 基本的な運動能力や認知能力の発達、愛着形成などが重要です。
- 幼児期 (3-6歳): 言語能力の飛躍的な発達、社会性の芽生え、自己概念の形成などがみられます。
- 児童期 (7-12歳): 認知能力の成熟、学習能力の向上、集団行動への適応などが課題となります。
- 青年期 (13-19歳): アイデンティティの確立、自立心の芽生え、異性への関心などが特徴です。
- 成人期 (20歳以上): キャリア形成、結婚、子育てなど、社会的な役割を担う段階です。
- 老年期 (65歳以上): 身体機能の低下、認知機能の変化、社会的な役割の喪失などが課題となります。
研究方法
発達心理学では、観察法、実験法、面接法、質問紙法など、様々な研究方法が用いられます。近年では、脳科学的なアプローチや縦断研究も盛んに行われています。
応用分野
発達心理学の知見は、教育、福祉、医療など、様々な分野に応用されています。例えば、子どもの発達を促進するための教育プログラムの開発、発達障害を持つ人々の支援、高齢者の認知機能の維持・改善などに役立てられています。