イスラム教(いすらむきょう)
最終更新:2026/4/18
イスラム教は、唯一神アッラーを崇拝する、7世紀にアラビア半島で生まれた一神教である。
別名・同義語 イスラームムスリム信仰
ポイント
世界で2番目に大きな宗教であり、ムスリムと呼ばれる信者は世界中に約18億人いる。
概要
イスラム教は、アッラー(唯一神)への絶対的な服従を基本とする宗教です。その教えは、預言者ムハンマドが神から受けたとされる啓示を記した聖典『クルアーン』に基づいています。
歴史
イスラム教は、7世紀初頭にアラビア半島でムハンマドによって創始されました。ムハンマドは、神の啓示を受け、メッカで布教活動を開始しましたが、迫害を受け、622年にメディナへ移住しました(ヒジュラ)。メディナを拠点に勢力を拡大し、メッカを征服した後、アラビア半島を統一しました。ムハンマドの死後、イスラム教は急速に拡大し、中東、北アフリカ、イベリア半島、インド亜大陸などに広がりました。
教義
イスラム教の基本的な教義は、「五行」と呼ばれる以下の5つの義務の実践です。
- シャハーダ(信仰告白):アッラーは唯一神であり、ムハンマドは神の使徒であることを告白すること。
- サラート(礼拝):1日に5回、メッカの方向に向かって礼拝を行うこと。
- ザカート(喜捨):収入の一部を貧しい人々に施すこと。
- サウム(断食):ラマダン(イスラム暦の9番目の月)の期間中、日の出から日没まで飲食を断つこと。
- ハッジ(巡礼):健康と経済力に余裕があれば、生涯に一度はメッカへの巡礼を行うこと。
分派
イスラム教には、スンニ派とシーア派という主要な2つの分派があります。スンニ派は、ムハンマドの死後、共同体(ウンマ)の指導者を選挙で選ぶべきだと主張し、シーア派は、ムハンマドの血縁者(アール・アル=バイト)が指導者であるべきだと主張します。
影響
イスラム教は、宗教的な側面だけでなく、文化、芸術、科学、哲学など、様々な分野に大きな影響を与えてきました。イスラム世界では、数学、天文学、医学、建築などの分野で優れた業績が生まれました。