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シク教(しくきょう)

最終更新:2026/4/12

15世紀にインドのパンジャーブ地方で成立した、一神教の一形態。グル・ナーナクを創始者とする。

別名・同義語 シクキンパンジャーブ

ポイント

シク教徒は、ターバンを巻くことや、刃物を携帯することなどで知られる。平等と奉仕の精神を重んじる。

シク教の概要

シク教は、15世紀にインド亜大陸のパンジャーブ地方で成立した宗教です。創始者はグル・ナーナクであり、ヒンドゥー教イスラム教の影響を受けながらも、独自の教義を展開しました。シク教は、一神教であり、唯一神である「ワーヒグルー」を信仰します。

教義

シク教の基本的な教義は、以下の通りです。

  • ワーヒグルーへの信仰: 唯一神であるワーヒグルーを崇拝し、その名前に絶対的な敬意を払います。
  • 五つのK (パンジャブ): ケーシュ(切らない髪)、カンガ(木製の櫛)、カラ(鉄製の腕輪)、カッチャ(特別な下着)、キルパン(短剣)を身につけることが義務付けられています。これらは、信仰心と規律を象徴するものとされています。
  • グル・グラント・サーヒブ: シク教の聖典であり、グル・ナーナクをはじめとする10人のグル(指導者)の教えが収められています。
  • 奉仕の精神 (セワー): 無償の奉仕活動を重視し、困っている人々を助けることを奨励します。
  • 平等: カースト、宗教、性別などによる差別を否定し、すべての人間は平等であると説きます。

歴史

グル・ナーナクは、既存の宗教の形式主義やカースト制度に批判的であり、人々の心の浄化と神との一体化を説きました。その後、グル・アンガド、グル・アマル・ダース、グル・ラーム・ダース、グル・ハルゴビンド、グル・ハライ、グル・ハリー・ライ、グル・テグ・バハードル、グル・ゴビンド・シンと、10人のグルが継承し、教義を深め、組織を強化しました。

特に、グル・ゴビンド・シンは、シク教徒の軍事的な組織化を進め、ムガル帝国の迫害に対抗しました。彼は、カースト制度を否定し、すべてのシク教徒を「カーラーン」と呼び、平等な戦士集団を形成しました。

現在のシク教

現在、シク教徒は主にインドのパンジャーブ地方に居住していますが、世界各地にコミュニティを形成しています。シク教徒は、その独特な外見(ターバンなど)と、社会奉仕活動で知られています。また、シク教の寺院である「グルドワーラー」は、すべての人が平等に食事を共にすることができる「ランガル」と呼ばれる炊き出しを行っており、社会的な役割も果たしています。

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