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ゾロアスター教(ぞろあすたーきょう)

最終更新:2026/4/12

古代ペルシア発祥の一神教。善神アフラ・マズダーと悪神アンラ・マンユの二元論を特徴とし、終末論的な要素を持つ。

別名・同義語 拝火教マズダ教

ポイント

世界最初の本格的な一神教の一つとされ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にも影響を与えたと考えられている。火を神聖視する。

ゾロアスター教の概要

ゾロアスター教は、紀元前6世紀頃に古代ペルシア(現在のイラン)で、ゾロアスター(ザラスシュトラ)によって創始された宗教です。世界最初の本格的な一神教の一つとされ、その教えは後のユダヤ教キリスト教イスラム教などのアブラハムの宗教に大きな影響を与えたと考えられています。

二元論と倫理

ゾロアスター教の中心的な教義は、善神アフラ・マズダーと悪神アンラ・マンユの二元論です。アフラ・マズダーは創造主であり、光、真実、善の源泉です。一方、アンラ・マンユは破壊と悪の源泉であり、アフラ・マズダーの創造を否定します。人間は、この二つの勢力の間の選択を迫られ、善行を行うことでアフラ・マズダーを支持し、悪行を行うことでアンラ・マンユを支持することになります。ゾロアスター教の倫理は、善い思考、善い言葉、善い行いを重視し、これらの実践を通じて世界を善へと導くことを目指します。

終末論と救済

ゾロアスター教には、終末論的な要素も含まれています。世界の終末には、アフラ・マズダーとアンラ・マンユの最終的な戦いが行われ、アフラ・マズダーが勝利し、世界は浄化されると信じられています。この時、死者は復活し、善人は天国へ、悪人は地獄へ送られます。ゾロアスター教の救済は、個人の信仰だけでなく、善行の実践を通じて世界を善へと導くことによって実現すると考えられています。

聖典儀式

ゾロアスター教の聖典は、『アヴェスタ』と呼ばれます。これは、ゾロアスターの言葉とされるガータと、その後の注釈や儀式に関する部分から構成されています。ゾロアスター教の儀式は、火を神聖視する特徴があります。火はアフラ・マズダーの象徴とされ、神殿で常に燃やし続けられます。また、水、土、空気なども神聖視され、これらの要素を汚染しないように配慮されます。

現在のゾロアスター教

現在、ゾロアスター教を信仰する人々は、主にインド(パールシー)とイランに居住しています。しかし、その数は減少傾向にあり、文化的な伝統を維持するための努力が続けられています。

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