ロゼッタ・ストーン(ろぜったすとーん)
最終更新:2026/4/12
古代エジプトのヒエログリフ、デモティック、古代ギリシア語の3種類の文字で同一の内容が刻まれた石碑。1799年に発見され、ヒエログリフ解読の決定的な鍵となった重要な考古学資料である。
ポイント
ヒエログリフ解読の鍵となった石碑であり、1799年にナポレオンのエジプト遠征中に発見された。
ロゼッタ・ストーンの概要
ロゼッタ・ストーンは、紀元前196年にプトレマイオス5世によって制定されたメムフィスの神官による法令を記した花崗岩質の石碑です。この石碑の特筆すべき点は、同じ法令がヒエログリフ、デモティック(民衆文字)、そして古代ギリシア文字の3種類の文字で刻まれていることです。古代ギリシア文字は当時すでに解読可能であったため、この石碑はヒエログリフ解読の重要な手がかりとなりました。
発見と初期の研究
ロゼッタ・ストーンは、1799年7月、ナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征中に、エジプト北部のロゼッタ(ラシード)近郊で発見されました。フランス軍の兵士によって発見され、当初は単なる石材として扱われていましたが、その上に刻まれた複数の文字が注目を集めました。フランスの学者たちは、この石碑が古代エジプトの解読に役立つ可能性があると考え、研究を開始しました。
ヒエログリフ解読への貢献
ロゼッタ・ストーンの発見後、多くの学者たちがヒエログリフ解読に挑みました。特に、フランスのジャン=フランソワ・シャンポリオンは、ギリシア文字との比較研究を通じて、ヒエログリフが単なる表意文字ではなく、表音文字としての側面も持つことを発見しました。これにより、ヒエログリフの解読が大きく進み、古代エジプト文明の研究に革命をもたらしました。シャンポリオンは1822年にヒエログリフの解読に成功したと発表し、ロゼッタ・ストーンはその功績を決定づける役割を果たしました。
現在のロゼッタ・ストーン
ロゼッタ・ストーンは、1801年にイギリス軍によってフランスから奪取され、現在では大英博物館に所蔵されています。世界中から多くの観光客が訪れ、古代エジプト文明の謎を解き明かす鍵となった石碑を鑑賞しています。石碑自体は、破損している部分もありますが、その重要性は今も変わらず、古代エジプト研究における最も重要な遺物の一つとして位置づけられています。
らず、世界中の人々を魅了し続けている。
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