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巻物(まきもの)

最終更新:2026/4/25

巻物は、紙や布、竹簡などを巻いて筒状にした書記媒体またはその形状を持つものを指す。

別名・同義語 巻子書巻

ポイント

古代から現代に至るまで、記録や伝達手段として用いられてきた。美術工芸品としての側面も持つ。

巻物の概要

巻物は、文字や絵図などを記録した材料を巻いて保存・伝達する形態の書記媒体です。古代エジプトパピルス、古代中国の竹簡、日本の巻物など、世界各地で様々な素材と技術を用いて作られてきました。巻物は、現代の書籍のようにページをめくるのではなく、巻いて展開することで内容を閲覧します。

巻物の歴史

巻物の起源は非常に古く、文字が発明された当初から存在したと考えられています。古代エジプトではパピルスが巻物として使用され、重要な記録や宗教的な文書が保存されました。中国では竹簡が巻物として用いられ、春秋戦国時代から漢代にかけて広く普及しました。日本には、6世紀頃に仏教とともに紙と巻物の技術が伝来し、古写経や物語などが巻物に記録されました。

巻物の素材と製法

巻物の素材は、地域や時代によって異なります。パピルス、竹簡、紙の他に、絹、皮革、金属なども使用されました。製法も様々で、素材を繋ぎ合わせたり、漆を塗って補強したり、装飾を施したりするなど、様々な工夫が凝らされています。

巻物の用途

巻物は、記録、伝達、保存といった様々な用途に用いられました。宗教的な文書、歴史書、文学作品、絵図、地図、契約書、手紙など、幅広い類の情報が巻物に記録されました。また、巻物は美術工芸品としても価値があり、装飾性の高い巻物は王侯貴族の間で珍重されました。

現代における巻物

現代では、巻物は実用的な書記媒体としてはほとんど使用されなくなりましたが、美術工芸品や伝統文化の象徴として、その価値を保ち続けています。書道絵画の作品として制作されたり、古文書の保存方法として活用されたりしています。

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