サンプリング調査(さむぷりんぐちょうさ)
最終更新:2026/4/22
サンプリング調査は、母集団全体を調査するのではなく、その一部である標本を抽出して行う調査である。
別名・同義語 標本調査抽出調査
ポイント
統計学における基本的な調査手法であり、時間やコストを削減しつつ、母集団の特性を推定することを目的とする。
サンプリング調査とは
サンプリング調査とは、調査対象となる母集団全体を調査するのではなく、その中から一部を抽出した標本を調査することで、母集団全体の特性を推測する手法です。これは、母集団全体を調査することが時間的、経済的に困難な場合や、物理的に不可能な場合に用いられます。
サンプリングの種類
サンプリングには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 確率サンプリング: 母集団の各要素が標本に選ばれる確率が既知であり、無作為に標本が抽出される方法です。単純無作為抽出法、層化抽出法、系統抽出法、クラスター抽出法などがあります。
- 非確率サンプリング: 母集団の各要素が標本に選ばれる確率が不明であり、調査者の主観や便宜によって標本が抽出される方法です。割当法、偶発法、クオータ法などがあります。
確率サンプリングは、統計的な推論を行う上で信頼性が高く、一般的に推奨されます。非確率サンプリングは、探索的な調査や予備調査などに用いられることがあります。
サンプリングの注意点
サンプリング調査を行う際には、以下の点に注意する必要があります。
- 標本サイズ: 標本サイズが小さすぎると、母集団の特性を正確に推定することができません。適切な標本サイズは、母集団の規模、許容誤差、信頼水準などによって異なります。
- 標本抽出方法: 標本抽出方法が適切でないと、標本に偏りが生じ、母集団の特性を歪めてしまう可能性があります。
- 非応答: 調査対象者が回答を拒否したり、連絡が取れないなどの理由で、非応答が発生することがあります。非応答が多すぎると、標本の代表性が損なわれる可能性があります。