インダス文明(いんだすぶんめい)
最終更新:2026/4/25
インダス文明は、紀元前3300年から紀元前1700年頃に、現在のパキスタンとインド北西部に栄えた古代文明である。
ポイント
都市計画が発達し、高度な上下水道システムや標準化されたレンガを使用していたことが特徴である。文字の解読は未だ進んでいない。
概要
インダス文明は、インダス川流域を中心に栄えた青銅器時代の文明です。メソポタミア文明、古代エジプト文明と並び、世界最古の文明の一つとされています。紀元前3300年頃に成立し、紀元前1700年頃に衰退しました。
主要な都市
インダス文明の代表的な都市としては、モヘンジョダロ、ハラッパー、ロータルなどがあります。これらの都市は、計画的に建設され、整然とした区画割と高度な上下水道システムを備えていました。特にモヘンジョダロは、巨大な浴槽や穀物庫、市民館などの公共施設が存在し、都市計画の先進性を示しています。
特徴
インダス文明は、メソポタミア文明と比較して、戦争や権力闘争の痕跡が少ないことが特徴です。また、統一的な文字体系が解読されておらず、政治体制や社会構造については不明な点が多く残されています。しかし、標準化されたレンガの使用や、精巧な工芸品の製作などから、高度な技術力と組織力を持っていたと考えられています。
衰退の原因
インダス文明の衰退の原因については、気候変動、河川の氾濫、地震、外敵の侵入など、様々な説が提唱されています。近年では、インダス川の河道変化による水資源の枯渇が、衰退の大きな要因であったとする説が有力視されています。
発見と研究
インダス文明は、1920年代に考古学的な発掘調査によってその存在が明らかになりました。現在も発掘調査が続けられており、新たな発見が期待されています。インダス文明の研究は、古代インドの歴史や文化を理解する上で重要な役割を果たしています。