朝鮮史(ちょうせんし)
最終更新:2026/4/15
朝鮮半島における歴史。古朝鮮から三国時代、統一新羅、高麗、朝鮮王朝、そして近代以降の韓国・北朝鮮に至るまでの変遷を研究する。
ポイント
朝鮮半島は、地理的・政治的な要因から、周辺諸国との関係の中で独自の歴史を形成してきた。その歴史は、文化や社会にも大きな影響を与えている。
古朝鮮時代
朝鮮半島の最初の国家は、紀元前2333年頃に檀君によって建国されたとされる古朝鮮である。これは神話的な伝承であり、考古学的な証拠は限られている。しかし、遼寧省の考古遺跡からは、古朝鮮の存在を示唆する文化的な要素が発見されている。
三国時代
紀元前1世紀頃から、朝鮮半島には高句麗、百済、新羅の三国が成立した。三国は互いに争いながらも、中国大陸の文化や技術を取り入れ、独自の文化を発展させた。特に百済は、日本との交流が盛んであり、日本の文化に大きな影響を与えた。
統一新羅時代
7世紀に新羅が百済と高句麗を滅ぼし、朝鮮半島を統一した。統一新羅は、仏教文化が栄え、政治制度や文化面で大きく発展した。しかし、9世紀末には、渤海という新たな勢力が台頭し、統一新羅の権威は衰退した。
高麗時代
10世紀に王建によって高麗が建国された。高麗は、仏教を保護し、科挙制度を導入するなど、政治・文化面で大きく発展した。しかし、13世紀には、モンゴル帝国の侵攻を受け、一時的にモンゴルの支配下に入った。
朝鮮王朝時代
14世紀に李成桂によって朝鮮王朝が建国された。朝鮮王朝は、儒教を国教とし、政治制度や文化面で大きく改革を行った。15世紀には、ハングルが創製され、識字率が向上した。しかし、16世紀末には、豊臣秀吉の侵攻(文禄・慶長の役)を受け、国土が荒廃した。
近代以降
19世紀末には、列強の侵略が始まり、朝鮮半島は日本の保護国となった。1910年には、日本に併合され、植民地支配を受けた。第二次世界大戦後、朝鮮半島は南北に分断され、韓国と北朝鮮が成立した。以来、朝鮮半島は、冷戦の最前線となり、緊張状態が続いている。