万里の長城(ばんりのちょうじょう)
最終更新:2026/4/25
万里の長城は、中国北部を防御するために築かれた、一連の城壁および防御施設の総称である。
別名・同義語 長城グレートウォール
ポイント
その建設は紀元前7世紀に始まり、明代まで断続的に行われた。全長は21,196kmに及ぶ。
概要
万里の長城は、中国の北方民族の侵入を防ぐことを目的として建設された巨大な防御壁です。単一の壁ではなく、複数の王朝が時代をかけて建設・改修を重ねた、一連の城壁、烽火台、関門などの防御施設の総称です。
歴史
万里の長城の建設は、紀元前7世紀の春秋戦国時代に遡ります。各国の領主が自国の領土を守るために、それぞれに城壁を築き始めました。その後、秦の始皇帝がこれらの城壁を繋ぎ合わせ、万里の長城の原型となる大規模な防御線を構築しました。
その後、漢、隋、金などの王朝も長城の修復や拡張を行いましたが、現在の姿の大部分は、明代に築かれたものです。明代の長城は、石やレンガを用いてより堅牢に建設され、全長は6,000km以上に及びました。
構造
万里の長城は、地形に合わせて様々な構造をしています。山間部では、山頂に沿って城壁が築かれ、平野部では、土や石を積み上げて城壁が築かれました。また、城壁には、敵の侵入を防ぐための城門、烽火台、監視塔などが設けられています。
世界遺産
万里の長城は、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。その壮大なスケールと歴史的価値が評価され、世界中から多くの観光客が訪れています。
その他
万里の長城は、中国の象徴として広く知られています。また、「宇宙から見える唯一の人工物」としても有名ですが、これは誤解であり、実際には宇宙空間からは肉眼で確認することは困難です。