中国史(ちゅうごくし)
最終更新:2026/4/15
中国の古代から現代までの歴史を研究する学問。政治、経済、文化など多岐にわたる側面から中国の過去を解明する。
別名・同義語 華史支那史
ポイント
中国史は、世界最古の文明の一つである華文明の変遷を辿る学問であり、東アジアの歴史を理解する上で不可欠である。王朝の興亡、思想の発展、社会構造の変化などが主な研究対象となる。
中国史の区分
中国史は、時代区分が複数存在する。最も一般的な区分は、紀元前221年に秦の始皇帝が中国を統一した時点を起点とし、以下の時代に分けられる。
- 先史時代: 新石器時代を中心とする、文字記録以前の時代。
- 古代: 夏、殷、周といった王朝の時代。青銅器文化が発達。
- 帝国時代: 秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清といった王朝の時代。中央集権的な国家体制が確立。
- 近現代: 清朝の衰退から、中華民国、中華人民共和国の成立までの時代。欧米列強の侵略、革命、社会主義化などを経験。
主要な王朝と出来事
- 秦 (紀元前221年 - 紀元前206年): 中国初の統一王朝。法家思想に基づく中央集権体制を確立。
- 漢 (紀元前206年 - 220年): 儒教を国教とし、文化・経済が発展。シルクロードを通じて西域との交流が盛ん。
- 唐 (618年 - 907年): 律令制度を整備し、国際的な文化交流の中心となる。玄奘三蔵によるインドへの求法旅行など。
- 宋 (960年 - 1279年): 経済が発展し、市民文化が花開く。活版印刷術の発明。
- 元 (1271年 - 1368年): モンゴル帝国が中国を支配。マルコ・ポーロが中国を訪れる。
- 明 (1368年 - 1644年): 鄭和による南洋への大規模な遠征を実施。
- 清 (1644年 - 1912年): 満州族が中国を支配。アヘン戦争、太平天国運動などを経験。
中国史研究の意義
中国史の研究は、中国の過去を理解するだけでなく、東アジア全体の歴史や文化を理解する上で不可欠である。また、現代中国の政治、経済、社会を理解するための基礎となる。