インド史(いんどし)
最終更新:2026/4/15
インド亜大陸における人類の歴史を研究する学問。先史時代から現代まで、多様な文化や社会の変遷を扱う。
ポイント
インド史は、多様な宗教、言語、民族が交錯し、独自の文明を育んだ地域であるインド亜大陸の歴史を包括的に研究する。
インド史の概観
インド史は、その地理的特徴から、様々な民族や文化が流入・融合し、多様な歴史を刻んできました。紀元前3千年紀頃からインダス文明が栄え、その後、アーリア人の侵入、マウリヤ朝の成立、グプタ朝の黄金時代を経て、イスラム勢力の侵入、ムガル帝国の成立、そしてイギリスによる植民地支配へと至ります。
先史時代とインダス文明
インド亜大陸における人類の居住は、旧石器時代に遡ります。新石器時代には、農業が始まり、各地に定住生活が営まれるようになりました。紀元前3千年紀頃には、インダス文明が繁栄し、高度な都市計画や衛生技術を持つ文明を築きました。しかし、その衰退の原因は未だ解明されていません。
古代インド
紀元前1500年頃から、アーリア人がインド亜大陸に侵入し、ヴェーダと呼ばれる聖典を編纂しました。これがヒンドゥー教の起源となります。その後、マウリヤ朝が成立し、アショーカ王の時代には仏教が広まりました。グプタ朝の時代には、政治的安定と経済的繁栄を享受し、科学、文学、芸術が発展しました。
中世インド
7世紀以降、イスラム勢力がインド亜大陸に侵入し、デリー・スルタン朝が成立しました。16世紀には、ムガル帝国が成立し、アークバル帝の時代には、宗教的な寛容政策が推進されました。しかし、18世紀には、ムガル帝国の衰退が始まり、各地に地方政権が割拠するようになりました。
近代インド
18世紀後半から、イギリスがインド亜大陸に進出し、植民地支配を確立しました。19世紀には、インド国民会議が結成され、独立運動が展開されました。1947年、インドは独立を達成しましたが、同時にパキスタンが分離独立しました。
現代インド
独立後、インドは民主主義国家として発展を続け、経済成長を遂げています。しかし、カースト制度や貧困、宗教対立などの課題も抱えています。