イタリア史(いたりあし)
最終更新:2026/4/15
イタリア半島における古代から現代までの歴史。多様な文明と国家の興亡、ルネサンス文化の隆盛などが特徴。
ポイント
イタリアは、古代ローマ帝国の中心地として、また中世・近世ヨーロッパの文化・経済の中心として重要な役割を果たしてきた。統一国家としての歴史は比較的浅い。
古代イタリア
イタリア半島は、古代ローマ帝国の発祥地であり、その影響を強く受けた。エトルリア文明、ギリシア植民都市、そしてローマの支配を経て、半島は統一されていった。ローマ帝国の崩壊後、西ゴート王国、東ゴート王国、ランゴバルド王国などが支配をめぐって争った。
中世イタリア
中世には、教皇領、ヴェネツィア共和国、ジェノヴァ共和国、フィレンツェ共和国など、多数の都市国家が分立し、それぞれが独自の発展を遂げた。これらの都市国家は、商業や金融の中心地として繁栄し、ルネサンス文化の隆盛を促した。また、神聖ローマ帝国の影響下にあった地域も存在した。
近世イタリア
ルネサンス期には、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの芸術家が活躍し、文化的な黄金時代を迎えた。しかし、16世紀以降は、スペイン、フランス、オーストリアなどの大国がイタリア半島をめぐって争い、政治的な混乱が続いた。ナポレオン戦争によってイタリア半島はフランスの支配下に入り、その後、ウィーン体制によって分割統治された。
統一イタリア
19世紀には、イタリア統一運動(リソルジメント)が起こり、サルデーニャ王国のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリア王として即位し、統一イタリア王国が成立した(1861年)。しかし、統一後も、南北間の経済格差や社会問題が残った。第一次世界大戦では連合国側として参戦し、戦後には領土を拡大した。
現代イタリア
第二次世界大戦では枢軸国側として参戦し、敗戦後には共和制に移行した(1946年)。戦後、経済復興を遂げ、ヨーロッパ経済共同体(EEC)の創設メンバーとなり、現在では欧州連合(EU)の一員として、ヨーロッパの重要な国の一つとなっている。近年では、政治的な不安定さや経済的な課題に直面している。