ロシア革命(ろしあかくめい)
最終更新:2026/4/12
20世紀初頭にロシアで起こった一連の革命運動。二月革命で帝政が崩壊し、続く十月革命により世界初の社会主義国家であるソ連が樹立されるに至った。
ポイント
二月革命と十月革命を主要な段階とし、その後のソビエト連邦成立に繋がった。世界史に大きな影響を与えた。
ロシア革命の背景
19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロシア帝国は深刻な社会・経済的矛盾を抱えていた。農奴解放後も農民は土地に縛られ、産業革命は遅れていた。第一次世界大戦への参戦は、これらの問題をさらに悪化させ、食糧不足やインフレを引き起こし、国民の不満を高めた。
二月革命 (1917年)
1917年2月(ユリウス暦)、首都ペトログラードで労働者や兵士によるデモが発生し、帝政は崩壊した。ニコライ2世は退位を余儀なくされ、臨時政府が樹立された。しかし、臨時政府は戦争継続を決定し、社会問題の解決に遅れ、国民の支持を得られなかった。
十月革命 (1917年)
臨時政府の弱体化に乗じて、ウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキ(ロシア社会民主労働党の一派)が武装蜂起し、10月(ユリウス暦)に臨時政府を打倒した。ボリシェヴィキは「平和、土地、パン」をスローガンに掲げ、農民や労働者の支持を集めた。十月革命により、世界初の社会主義国家が誕生した。
ロシア内戦 (1917年-1922年)
十月革命後、ボリシェヴィキに対抗する白軍との間で激しい内戦が勃発した。外国の介入も加わり、内戦は長期化したが、最終的に赤軍(ボリシェヴィキ軍)が勝利した。内戦を通じて、ボリシェヴィキは権力を確立し、一党独裁体制を築き上げた。
その後の影響
ロシア革命は、20世紀の世界史に大きな影響を与えた。共産主義思想の普及、冷戦の勃発、そして多くの社会主義国家の成立に繋がった。また、ロシア革命は、植民地解放運動にも影響を与え、アジアやアフリカの独立運動を加速させた。
1922年には、赤軍の勝利を経てソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が成立した。これにより、世界初の社会主義国家としての体制が確立され、その後の国際情勢に決定的な影響を及ぼすこととなった。