大陸分割(たいりくぶんかつ)
最終更新:2026/4/22
大陸分割とは、15世紀末から16世紀にかけて、スペインとポルトガルによって、新大陸(主に南アメリカ)を教皇の仲裁により分割した条約を指す。
別名・同義語 トルデシラス条約新大陸分割
ポイント
大陸分割は、ヨーロッパ列強による植民地獲得競争の端緒となり、その後の世界史に大きな影響を与えた。特に、南アメリカの領土分割の基礎となった。
大陸分割の背景
15世紀末、コロンブスによる新大陸発見後、スペインとポルトガルは、新大陸における領有権を巡って対立した。両国は、カトリック教会の権威を借りて、紛争の解決を図ることとした。
トルデシラス条約
1494年、スペインのフェルナンド2世とポルトガルのジョアン2世は、ローマ教皇アレクサンデル6世の仲裁のもと、トルデシラス条約を締結した。この条約では、大西洋を南北に分ける子午線(トルデシラス子午線)を定め、その東側をポルトガル、西側をスペインの勢力圏とすることで合意した。
大陸分割の内容と影響
トルデシラス条約によって、ブラジルはポルトガルの勢力圏となり、その他の南アメリカ大陸はスペインの勢力圏とされた。しかし、この条約は、他のヨーロッパ列強(イングランド、フランス、オランダなど)には認められず、彼らは条約を無視して、新大陸に進出した。大陸分割は、その後の植民地獲得競争を激化させる要因となった。
大陸分割の評価
大陸分割は、ヨーロッパ列強による植民地支配の正当化に利用された。また、先住民の権利を無視し、彼らの土地を奪い、文化を破壊する結果となった。現代においては、大陸分割は、植民地主義の負の遺産として批判的に評価されている。