大陸調和場(たいりくちょうわば)
最終更新:2026/4/21
大陸調和場は、大陸地殻における地磁気異常のパターンを指す地質学用語である。
別名・同義語 大陸磁気異常古地磁気偏角パターン
ポイント
大陸調和場は、古地磁気偏角と傾斜の系統的な変化として観測され、大陸の移動や古地磁気極の変動を研究する上で重要な情報を提供する。
大陸調和場の概要
大陸調和場は、大陸地殻内の岩石が持つ残留磁化の方向性を示すパターンであり、地磁気極の変動と大陸の移動履歴を記録していると考えられている。このパターンは、大陸の広範囲にわたって一貫性を示すことが特徴であり、その形状や分布から、古地磁気極の位置や大陸の移動経路を推定することが可能となる。
大陸調和場の形成過程
大陸調和場は、主に大陸地殻を構成する火成岩や堆積岩が、地磁気の方向を記録する過程で形成される。岩石が冷却・固化する際に、地球磁場に平行な方向に磁化され、その方向が固定される。その後、大陸が移動することで、岩石が記録した地磁気極の位置とのずれが生じ、大陸調和場として観測されるようになる。
大陸調和場の研究
大陸調和場は、古地磁気学の重要な研究対象であり、以下の点について解明に貢献している。
- 古地磁気極の変動: 大陸調和場のパターンを分析することで、過去の地磁気極の位置や変動パターンを推定することができる。
- 大陸の移動: 大陸調和場を用いて、大陸の移動経路や速度を推定することができる。
- 超大陸の再構築: 大陸調和場は、過去に存在した超大陸の再構築を試みる上で重要な情報を提供する。
大陸調和場の観測方法
大陸調和場は、主に以下の方法で観測される。
- 古地磁気測定: 岩石試料の残留磁化の方向と強度を測定する。
- 航空磁気探査: 航空機に搭載した磁力計を用いて、広範囲の地磁気異常を測定する。
- 衛星磁気探査: 衛星に搭載した磁力計を用いて、地球全体の地磁気場を測定する。