極地(きょくち)
最終更新:2026/4/15
地球の北極または南極を中心とする、寒冷で特異な自然環境を持つ地域。
ポイント
極地は、地球全体の気候システムに大きな影響を与える重要な場所である。近年、地球温暖化の影響を特に受けやすい。
概要
極地とは、地球の最北端と最南端に位置する、極めて寒冷な地域を指します。具体的には、北極圏(北緯66度33分以北)と南極圏(南緯66度33分以南)を含む地域を指します。これらの地域は、太陽光の入射角が小さいため、年間を通して気温が低く、氷や雪に覆われた景観が特徴です。
北極と南極の違い
北極は、海に囲まれた北極海とその周辺の陸地(カナダ、ロシア、グリーンランド、アメリカ合衆国、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランドなど)を含みます。南極は、南極大陸を中心とした陸地であり、周囲は南極海に囲まれています。北極は陸地と海が入り混じった地形ですが、南極はほぼ完全に陸地で覆われています。この違いが、両極地の気候や生態系に大きな影響を与えています。
気候
極地の気候は非常に厳しく、年間を通して気温が低いのが特徴です。北極の平均気温は-18℃、南極の平均気温は-57℃とされています。また、極地では、夏でも気温が0℃を超えることは稀であり、冬には-80℃以下になることもあります。降水量は少なく、ほとんどが雪として降ります。
生態系
極地の生態系は、厳しい環境に適応した動植物が生息しています。北極では、ホッキョクグマ、トナカイ、アザラシ、セイウチなどが生息しており、南極では、ペンギン、アザラシ、クジラなどが生息しています。これらの動物は、厚い脂肪層や密な毛皮などによって寒さから身を守っています。植物は、コケや地衣類などがわずかに見られます。
地球温暖化の影響
近年、地球温暖化の影響により、極地の氷が急速に融解しています。この融解は、海面上昇や気候変動を引き起こす可能性があります。また、極地の生態系にも大きな影響を与えており、ホッキョクグマなどの絶滅危惧種が増加しています。
研究
極地は、地球の気候システムや生態系を理解するための重要な場所です。そのため、世界各国の研究機関が、極地での観測や研究を行っています。これらの研究は、地球温暖化のメカニズムの解明や、将来の気候変動の予測に役立てられています。