憲法分散フロー(けんぽうぶんさんふろー)
最終更新:2026/4/24
憲法分散フローは、憲法改正の発議、審議、国民投票といった一連の手続きを指す。
別名・同義語 憲法改正手続き憲法改正プロセス
ポイント
日本の憲法改正には、国会発議と国民発議の二つのルートがあり、それぞれ異なる手続きを経る。このフロー全体を指す。
憲法分散フローの概要
憲法改正は、日本の憲法第96条に定められた手続きを経て行われる。この手続きは、大きく分けて国会発議による改正と国民発議による改正の二つのルートが存在し、それぞれ異なるフローを経るため「憲法分散フロー」と呼ばれる。
国会発議による改正
国会発議による改正は、国会の両議院でそれぞれ3分の2以上の賛成を得た場合に成立する。成立後、国民投票に付され、国民の過半数の賛成を得た場合に改正が成立する。
国民発議による改正
国民発議による改正は、500万人以上の署名を集めることで国会に改正案を提出できる。国会は、提出された改正案を審議し、国会発議と同様の手続きを経て国民投票に付される。ただし、国民発議は、国会が改正案を否決した場合でも、一定の条件を満たせば再度国会に提出できる可能性がある。
各フローの比較
| 項目 | 国会発議 | 国民発議 |
|---|---|---|
| 発議主体 | 国会 | 国民 |
| 署名数 | 不要 | 500万人以上 |
| 国会での承認 | 両議院で3分の2以上の賛成 | 国会での審議 |
| 国民投票 | 過半数の賛成が必要 | 過半数の賛成が必要 |
憲法改正の現状
戦後、憲法改正は一度も成立していない。様々な憲法改正案が議論されてきたが、国民の意見や政治状況によって実現に至っていない。近年では、安全保障関連法や憲法9条改正などが議論の中心となっている。