ゲーム理論(げーむりろん)
最終更新:2026/4/18
ゲーム理論は、複数の意思決定者が相互に影響を及ぼし合う状況における最適な戦略を数学的に分析する学問である。
別名・同義語 戦略的相互作用数理経済学
ポイント
経済学や政治学だけでなく、生物学やコンピュータ科学など、幅広い分野に応用されている。
概要
ゲーム理論は、フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンによって1944年に発表された『ゲームの理論と経済行動』によって体系化された。当初は経済学における寡占市場の分析を目的として発展したが、その後、様々な分野に応用されるようになった。
基本概念
ゲーム理論における「ゲーム」とは、複数のプレイヤーが、それぞれ特定のルールに従って行動を選択し、その結果として各プレイヤーが得る利得(報酬)を最大化しようとする状況を指す。プレイヤーは、自身の戦略だけでなく、他のプレイヤーの戦略も考慮して行動を選択する必要がある。
- プレイヤー: ゲームに参加する主体。
- 戦略: プレイヤーが取りうる行動の選択肢。
- 利得: 各プレイヤーがゲームの結果として得る報酬。
- ナッシュ均衡: 各プレイヤーが、他のプレイヤーの戦略が固定されている場合に、自身の利得を最大化する戦略を選択している状態。どのプレイヤーも戦略を変更するインセンティブを持たない安定した状態。
代表的なゲーム
- 囚人のジレンマ: 協力と裏切りの選択肢があるゲーム。個々のプレイヤーが自身の利益を追求すると、結果的に両者にとって不利な状況になることを示す。
- チキンゲーム: 互いに譲らない場合、両者にとって最悪の結果になるゲーム。どちらかが先に譲ることで、より良い結果を得られる。
- ゼロサムゲーム: 全プレイヤーの利得の合計が常にゼロになるゲーム。一方が得をすると、他方が必ず損をする。