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国際政治経済学(こくさいせいじけいざいがく)

最終更新:2026/4/25

国際政治経済学は、国家間の政治的相互作用と経済的相互作用を統合的に分析する学問分野である。

別名・同義語 国際政治経済国際経済政治

ポイント

国際関係論と国際経済学の学際的なアプローチであり、貿易、金融、開発、安全保障などの問題を政治的・経済的な視点から考察する。

概要

国際政治経済学IPE)は、国家間の権力関係と経済的相互依存がどのように影響し合うかを研究する学問分野です。伝統的な国際関係論安全保障外交に焦点を当て、国際経済学貿易金融に焦点を当ててきたのに対し、IPEはこれらの領域を切り離して考えるのではなく、相互に影響し合うものとして捉えます。

歴史的背景

IPEの起源は、第一次世界大戦後の国際協調の試みと、その後の世界恐慌第二次世界大戦に遡ります。戦後、ブレトンウッズ体制の構築や、冷戦下の経済的対立などを背景に、IPEは徐々に独立した学問分野として確立されました。1970年代には、オイルショックや変動相場制の導入など、国際経済の不安定化を契に、IPEの研究が活発化しました。

主要な理論的アプローチ

IPEには、様々な理論的アプローチが存在します。代表的なものとしては、以下のものが挙げられます。

  • 現実主義: 国家間の権力闘争を重視し、経済的な相互依存は国家の安全保障を脅かす可能性があると主張します。
  • 自由主義: 経済的な相互依存は、国家間の紛争を抑制し、協調を促進すると主張します。
  • 構造主義: 国際的な資本主義システムが、国家間の不平等を生み出し、発展途上国を従属させていると主張します。
  • 構成主義: 国家のアイデンティティや規範が、国際的な経済的相互作用に影響を与えると主張します。

主要な研究テーマ

IPEの研究テーマは多岐にわたります。代表的なものとしては、以下のものが挙げられます。

参考文献

  • Gilpin, Robert. The Political Economy of International Relations. Princeton University Press, 1987.
  • Strange, Susan. States and Markets. Continuum, 1988.
  • Cox, Robert W. Production, Power, and World Order. Columbia University Press, 1986.

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